WJ感想

386話:新たなる光…!!
えっと、更新遅れて申し訳ない…んですが
今回の話は
正直言って衝撃が大きすぎて
まだ管理人のなかで整理がついておらんのです。
とりあえず内なるイタチに乾杯。
その必死さ具合は、流石サスケの兄貴。
そしてその二面性具合は、流石ふたご座。

うまく整理できたら、イラスト描きたい…

概略だけ、自分の整理のためにもメモしときます。
マダラにも弟がいた(つまりマダラはイタチと被るわけだ)
兄弟は一族の中でも特に強かった
瞳力を求めるうち、二人は初めて万華鏡写輪眼を開眼した
二人はその力でうちはを束ね、マダラがリーダーになった
しかしマダラは光を失った
失った光を取り戻すため、マダラは弟の写輪眼を奪い取った。
新しい宿主を得た弟の写輪眼は光を失うことはなく、更に特有の新しい瞳術が生まれた。
瞳のやり取りは一族間でしか行えない(つまり近親者でないと駄目ってことか)
この方法で必ず新しい力が得られるわけではない。
それが写輪眼の秘密。

弟の名前とか、弟がその後どうなったかは不明なんですね。
あとから関係してくるんだろうか。

マダラは新しい力で、忍を束ね
最強と謳われた千手一族と手を組み作った組織がが木の葉の始まり
里の方針を巡って初代火影と対立し敗れたが、マダラは“暁”を組織しその影に隠れて今も生きている。

つまり、終末の谷は「うちは」と「火影」が戦った場所だった。
だから「こんな場所で…」ってカカシ先生言ってたのね。


って、ここまでが延々とイタチによる状況説明なんですが…

16年前に起こった九尾の来襲はマダラによるものだが
それも4代目に阻止された。
つまり、今のマダラは 負 け 犬 であり
うちはの本当の高みを手にするのは
奴 で は な く 、 オ レ 。

「 サ ス ケ ェ ! !
 お前はオレにとっての 新 た な 光 だ !」

ついに言った!
イタチが「サスケェ!!」って…!
あの冷徹なイタチが、 嬉 々 と し た 凶 悪 な 笑 み で 弟 の 名 を 叫 ぶ 。
しかも師と仰ぐ人間を影で負け犬呼ばわりか!!
やるなぁイタチ!つくづく管理人に似ててやんなるぜ!
な に こ の 異 常 事 態 ! !

…ってワケで思考停止してしまったんです。

本来うちは一族は、力を得るために
万華鏡写輪眼を求めて友と殺し合う
永遠の瞳力を求めて親兄弟で殺しあう
そんな汚れた一族。
そこに生れ落ちたときから、お前もこの血塗られた運命に巻き込まれている

オレはお前を殺して一族の宿命から解放され
本当の変化を手にする。
制約を抜け、己の器から己を解き放つ。
オレたちは互いのスペアだ!!
それこそがうちは兄弟の絆なのだ!!

そう叫ぶイタチの言葉に、昔を思い出すサスケ…
お前の超えるべき壁としてお前と共に在り続けるさ
そう言った優しかった兄。
お前はこのオレを超えることを望み続けていた
だからこそ生かしてやる…オレの為に。
その言葉の意味は今わかった。


結局、叫んだ兄貴は「心の中のオレ」。
つまり実際叫んでたわけじゃないんですが
うぅ…む
見せたいものだけを見せる幻術、その兄貴は本当に本物?
それすらも演技だったら私はもう昇天するかもしれません。

イタチの行動も、全てこのために。
サスケの行動も、全てこのために。
二人の全てが、ようやくぶつかる。

…来週は多分普通に月曜更新、か…
コミックスも買わなきゃ!!


385話:万華鏡の秘密…!!
今回は比較的まともに絵を描いてみました。
・イタチの急所ははずしていたサスケ、「3人目」のことを訊く。
流石にイタチ単独では警務部隊をひとりではやれない、つまり協力者がいて、二人でうちはを壊滅させた、だからソイツも殺すってことでしょうかね。
・サスケのイタチとの思い出が…!!
イタチの言葉で一瞬思い出す昔の記憶…!なんだよおまえらかわいらしすぎるぜ!というかこれが演技だったなんて思えないんだけどなぁ…長女な姉としては。あうあう。一体イタチはどんな思いでサスケと接してたのかなぁ…せつなすぎて狭い独り暮らしの部屋の中をころげまわりたい。
・刺されたイタチはやっぱり幻術でした。
まぁあれで終わるとは思って無かったよ、流石に。
しかしなんかこう、全般的にサスケがいっぱいいっぱいというか、妙に自信満々というか強がってるというか…ナルトと対峙したときとえらい違いだよな…ってところにサスケの必死さが伺えるというか。
・万華鏡写輪眼は九尾をコントロールするためのもの?
このあたり詳しい説明がないのでまだよくわからんのですが、九尾をコントロールする力を得る代わりに光を失う、というのが万華鏡写輪眼の能力っぽいです。
・うちはマダラとは
「その眼で九尾を手懐けた最初の男 オレの相棒でもあり師であり不滅の男 そしてこの万華鏡写輪眼のもう一つの秘密を暴いた唯一の男 そらがうちはマダラだ」(イタチ談)
万華鏡写輪眼の「もう一つの秘密」は次回に回すとして…
いたちぃぃ!!!!
相棒って!!
鬼鮫はどうした鬼鮫はぁぁ!!!!!
な…なんてかわいそうなやつなんだ(T_T)
しっかし、イタチとマダラの間に何があったんだろう…
マダイタか…悪くない、かも…。


382話:本当の選択!!
※今回はキャラバレ絵あるので絵は下のほうに置きました。

自来也…
自来也ァァァァァァァアアアア!!!
やっぱり死ぬのか…ぅぅぅ
ただ、今回の最後でまだ自来也息絶えてないんだよね
そこに一縷の望みを…うぅ…でも、これで自来也生き延びるってのも微妙な感じだしなぁ…

今回は感想はラフめに…自分でジャンプかコミックス買って読むほうがいいよって気がするので…。

・自来也、ペインの正体を頭に伝えようとするが喉を潰されていて不可能
・気が遠くなってく…っていうか瞳孔開いてる!!それもう脳幹が停止してるって…!
・綱手様に吹っ飛ばされる自来也、ポーズがなんだかかわえぇな(笑)

…でもここから先は…駄目だ、何度読んでも泣けてくるよ
感想なんて書けるかァ(泣)!!
うぅぅぅぅ…

このあと、とりあえず言えることは
・ナルトの名付け親は自来也だったよ
・クシナさん、出たよ(下のイラストの中央右…)美人だ…
・自来也がすべきだった本当の選択は「あきらめない」こと
っていうことなんだろーけどさ…けどさ…

「自来也の物語」の「結び」…素晴らしい出来でした。


↓クシナさんの絵(模写ではないですが…)もあるので、見てもOKな方はスクロールどぞ。なにげに四様初描きだったり。






381話:その正体…!!

自来也ァァァァ!!!
お願い死なないで…あなたの帰りを綱手様という美人で強いお方が待ってるんだから!! いくら幸せなんて男が追うものじゃないとかいったってねそんな人を残して逝くのはいい男のすることじゃないから!
だから自来也お願い、来週ページ開いたら死んでたなんてことにならないで…!

ゼェゼェゼェ……

今回はうちはも九尾もいませんでした。
ひたすら自来也が死にかけです。ボロボロです。あの世行き特急に乗りかかってる感じです。
左腕はないし右肩は貫かれるし最後喉は潰されるし…!! その上ペイン×4に襲いかかられてもうホント来週死んだらどうしよう。


・とりあえずペイン2号は結界にひきずりこんで倒す
そのかわり右肩貫かれました。そしてペイン2号のもとになってた人は昔手合わせした風魔一族の男だそうです。

・おばちゃん蛙(姐さん)の方はペイン2号の死体とペインの情報を持って綱手のところへ。
なので上の絵でもおじいちゃん蛙(親方)の方しかいません。「晩飯までに戻りんさい」…戻れるのかなぁ…あぅぅ
長門に「痛みを知ってる奴は成長する」って教えたのは自来也その人だったみたいです。それがアレな感じに変化して現在に至るわけですね…自来也、悲しいだろうなぁ。

・自来也がもっかいペインズの前に出て、その全員が自分がかつて会ったことのある忍なのを確認。
これまでのことを総合してペインの正体がわかった…と思った瞬間水中から出てきた一人に喉をつぶされる。 つまり口頭で親方にペインの正体を伝えて木の葉までもってって貰うことができなくなった…とそういうことでしょうか? やばいますます死亡フラグ立ちまくってる気がする。

・喉を潰されたところを、他の4人が背後から棒のような武器(ペイン2号もこれで自来也の右肩を貫いた、これが刺さってるとチャクラが乱されるという優れものっぽい)で突き刺そうとして…!!
ってところで終わってます。
やばいよ、自来也やばいよ!!
そんでもって大ガマ仙人の予言ってのがまた関わってくるみたいな雰囲気なんですよね。あああホント来週どうなるんだろう、 自来也vsペインにしろサスケvsイタチにしろトビ(マダラ?)vsナルトにしろ、なんかホント目が離せないというか、クライマックスへ向かって一直線…こういうのホント大好きなんだけどでも寂しいよ…


380話:その面影

ひっさびさの更新です。最近あまり動きがなかったのですが、ここへきていろいろ動き出した感じです。
・ペイン(通常バージョン)は、長門自身の身体ではなく弥彦の身体でした。
 上の絵はペインの隣に弥彦描いたつもり。でも似ない。
・「自来也は帰ってこない。私はそっちに賭けた、私の賭けは必ずハズれるからな」と言って笑う綱手さまの顔が痛々しい。
 やっぱ心配なんだろうな。帰ってきたらそろそろカッコつかなくさせてやるかな…って綱手様一体何考えてるんだ。 自来也が帰ってきて、綱手が賭けに負けたら…って話をしたとき、綱手は自来也とくっつくのもまんざらでもんさそーだった… ということは、そういう展開もありと考えていいんだろうか?2部は恋愛ネタ多いしな。ひゃっほう!
・サスケたちの前に現れた鬼鮫
 ここから先は、サスケ一人で行けと鬼鮫。もともと小隊で動いてたのはサシに邪魔が入らないようにするためだから好都合…とあっさり承諾。でも鬼鮫と水月って組み合わせなので、当然のようにお二人して遊ぶことになる(笑)
・うちはのアジトで椅子に座っているイタチ。「その写輪眼…お前はどこまで見えている」
 椅子の後ろには、なぜか九尾を示す文様(上の絵のような)。うちはと九尾って半端なく関わりある感じです。 ここにきてサスケとナルト、「うちは」と「九尾」が交差するようになってきたよ。初めは全く別次元のものかと思っていたのに。 九尾を口寄せできるのがうちはで、九尾を操れるのが初代火影で、ナルトはいずれは火影になるわけだ。 こうして考えてみるとサスケとナルトのペアってのは必然な気がしてきたぞ。やっぱりあの二人が並んで立ってるのって素敵だよ。そんなラストが来るといいなぁ…でも難しいかなぁ。いつも思うけどサスケって、復讐終えたらどうするんだろう。正直、木の葉に戻れる気がしないんだよな…でもナルトは強硬に連れて帰ろうとしているしな。そんでやっぱり気になるのが終末の谷でカカシが言ってた「サスケとナルト…二人の命がある限りはな」って台詞なんだよな。やっぱり最後まで二人が共に歩める日は来ないんだろうか。だとしたら悲しいよ。
・ナルトたち8人の前に現れたトビ。
 カブトの暁リストには入ってなかったというカカシの指摘に「新人なもんでよろしく」とブイサイン。いやぁこれの中身がうちはマダラかと思うととてつもなく笑えるよ。なんだよこの役者!!
 ナルトが螺旋眼を食らわせましたが例によってすぽっと通り抜けてしまいました。この人って実体あるのかな。そういやマダラさん自分で九尾を狩るって言ってたもんね。ってことはここでマジバトルに突入か…。でもここで九尾抜かれちゃうわけにはいかないし、この戦いを通じて彼がマダラってのがわかるんだろうか。うーむ。それが今来るかもう少し後になるかはわからないけど「打倒マダラ」は避けて通れないイベントだからな。
 そうそう、それから実はまだ「オビトビ説」信じてたりするんですよね…。もしそうならカカシと対面した今、何か起こるかもしれない。「写輪眼のかたっぽ返してよー」みたいな。まぁないか(笑)
・「どこまで見えてるだと?今のオレのこの目に見えてるのは…イタチ…アンタの死に様だ」
 さっきのイタチの言葉はサスケに向けたものだったのね。そんでもって遂にイタチとサスケの対面です。死亡フラグ立ってるイタチ兄貴な感じですが、普通にサスケがイタチ殺して終わりってことには絶対ならないよね。イタチの過去とか万華鏡写輪眼が3人開眼するとどうなるのかとかいろいろ明かして欲しいことがあるし…イタチがナルトに何を言ったのかも気になる!!
 イタチってサスケのこと大好きな気がするのよね。イタチの胸中とかわかる日がくるのかって気もするが、それでも弟に対して何らかの心遣いがあればいい…フフフ…。

来週はいよいよイタチとサスケのバトル&トビ(マダラ)とナルトのバトル、いよいよ本命という感じですね。
でもそうなると終わりが近いのかな…
終わらせなきゃいけないイベントは
・イタチ倒す
・イタチの過去とか
・マダラ倒す
・うちはの秘密みたいなの
・暁の残りのメンバーも倒す…鬼鮫は水月がやってくれるかもしれないけど(笑)
・大蛇丸の欠片に侵食されてるカブトさんの処理。この人絶対なんかやるよ。
・ひょっとしたら根の暗躍が期待できるかも。
…とか考えたら、普通にあと1年じゃ終わらないよね、これ。


360話:C4カルラ

とりあえず、今週の話を読んで描きたくなったイラスト。
つーかあれだ、サスケファンが描いたとは思えないイラストだな。
今回は比較的純粋にサスケとデイダラの戦闘だったので
(いい加減主人公の影が薄いな第2部)
流れだけちょいちょいと説明します。

カルラって何、我愛羅の母上?と思ったら巨大デイダラ型。
それが膨張して、爆発するのかと思いきやボロボロと粉々になる。
そこでデイダラが「オイラの勝ちだ!!」宣言。
喝…で、鳥やトカゲがボロボロに。
サスケの体もあちこちから崩れ粉々になっていく。
C4は超小型ナノサイズ爆弾で、これを吸い込んだ生物は体内のあらゆる場所に爆弾がセットされ、体内から生物を破壊していくらしい。
「イタチに礼を言わなきゃな…」と、それまで使っていた右目を閉じ、ずっと閉じていた左目を開けるデイダラ。
その瞳孔を極端に小さくする。
オイラの芸術が勝った…と粘土の鳥の上で喜ぶデイダラ。その背後からサスケが襲い掛かり、デイダラの右胸を腕で貫く。
ナノサイズと言ってもチャクラが目に見えるサスケには煙の塊のように見え、避けるのは簡単だったそうで。
サスケが死んだと見えたのは幻術、と聞いて「やっぱりそうだったか、だからイタチに礼を言わなきゃって言ったんだ」とデイ。
サスケの足元の粘土から手が伸び、サスケの足首を掴む。
サスケが貫いたのは粘土の分身。デイダラはサスケが幻術を使うことを読んでいて、更にイタチに敗れて以来対写輪眼用に鍛えており幻術を解くことができるようになってた…というわけで、サスケの幻術は効いておらず、逆にサスケを誘き寄せて確実に仕留める舞台が整った…ということになる。
直接C4を当てられそうになったところで今週号は終わり。
この決着が今後にどう影響するのかな、っていうのが当面の関心事かなぁ…。


356話:衝突…!!
とりあえず落書きをのせてみる。



…カブトォォォォ!!!
おまえ一体そこで何やっとんじゃ!!
何?これはカブオロとかいうやつですか?
違いますか?え、オロカブですかそうですか。
なんというか今回はカブトに関していろいろべっくらした回と言うか
その、あれですデイダラとサスケの絡みが見れたこと以上になんというか衝撃で
なんだろうナルトの展開が思ったより複雑になるのかもしれないなんて
カブトがこうなる以前はもうサスケもナルトもイタチに向かって一直線というか
もうイタチを倒せばNARUTOって終わりな感があったけど
そうか…そうきましたか神キッシー!!
終わりが結構見えつつある展開ってことは変わらないけどでも
こんな伏兵を用意していたなんて…
今後のカブト氏の活躍に期待します。

つか彼は今後どのように生きていくんだろう。何を目的にするんだろう。
彼もまた大蛇丸同様うちはの力を手に入れようとかそういうことをするんだろうか
いやでもそんなことがカブトに可能とは思えないし
どーするんだ?

あ、全然話のなかみの説明してなかったや。

今回は巻頭カラー。
「蛇」のカラーリングがわかりました。
服は基本紫の水色だけど、髪の毛の色が…
香燐の髪の毛の色って紅色だったんだ…!てっきり黒だとばかり。
重吾はオレンジ。水月は薄い水色みたいです。
そして相変わらずの完全まな板な香燐…。

扉絵はデイダラとトビです。つかトビってほんと何者なんだろう。
今回は、多分時間があったんだろうなぁ…
>

・サクラちゃんは町の中で忍犬とサスケの匂いさがし。
ただしハッキリしない臭い(香燐についたサスケの臭い)だったため
香燐から臭いがすることも判別できず、香燐とすれちがってしまう。

・背後の気配に気がついていたヤマト・ヒナタ・ナルト。
気配の正体はカブト。
大蛇丸が死んだときから全く音沙汰無くて、忘れ去られてしまったんだろうかとか
もう出てこないんじゃないだろうかとか考えていただけに
彼の登場は結構衝撃だった…。
彼はこれまで登場してきたとしても大蛇丸のスパイとしてとか
結局大蛇丸の思惑通り動いてるだけで、
彼自身がその場を引っ掻き回すことはしてこなかったんだよなあ。
でもここで単独で出てきたってことは、これから彼がデイダラ並もしくはそれ以上
今後の展開を握るキーパーソンになってるってことなのかもしれない。
今日はナルトにプレゼントを持ってきたとか。


・サスケの元に現れたのはトビ。
「んー…やっぱ似てるわ イタチさんと!」というトビを睨むサスケ。
自分で藪をつついておいて「恐っ!!」…逃げ足も速く森の中に隠れたな、トビ。
そこへ、上空からのデイダラの強襲。
トビは囮だったってわけね…。
爆発を口寄せした蛇で難なく防ぎ、無傷のサスケ。
写輪眼で二人を静止するサスケを「いーい目で睨みやがってるぜトビ!うん!」とデイダラ。 あぁヤバい、デイダラに死亡フラグ立ってる…お願いだからあっさりやられるとかしないでくれよ…!


・ナルトへのプレゼントとは、今までカブトたちが集めた暁に関する情報。
ナルトに感謝しているから、ナルトにやるのだと。
大蛇丸の部下になるまでは、国や里といったものは曖昧なものでしかなかった。
そしてまたいなくなった。
アイデンティティーのないこの苦しみをナルトなら理解してくれる、とカブト。
自分がうずまきナルトなのか九尾なのか、かつてはわからなくなっていたはず。
しかしナルトは九尾に対する視線を強く乗り越えてきた
だから自分のアイデンティティーも知っているし、認めてくれる仲間もできた。
それに対して、自分は大蛇丸の力にすがるだけで、超えようとはしなかった。
今なら君の気持ちがわかる。ボクは君に気づかされた。
ボクも君のようになりたいと思えた。
だから今度は…

この体に取り込んだ大蛇丸様を超え、新たな強い自分を見つけるよ。

カブトの左目だけが、大蛇丸の目に変化する。

「新たな自分を見つける…君はそのヒントをくれた。だから感謝してるのさ…ナルト君。
大蛇丸様は再生の象徴。僕の超えるべき存在として僕の中で生き続ける」

てぇ、おい!!
やっぱりそれって大蛇丸の力にすがってることにならないかい?
それを超えるってどうやって超えるつもりだい?

ナルトに“暁”の資料を渡したところを見ると、暁を追うってわけでもなさそうだし
サスケに復讐ってのも考えにくい気がする。
カブトが今後どう動くかで物語が左右されるなんて…今までになかった現象だよ。
あのヘタレメガネが一体何をしでかすというんだ。
そして大蛇丸ってどうなったんだ。カブトのなかで。
例えば大蛇丸が逆にカブトを飲み込んで復活とか…あり?
ヘタレゆえの末路な気もするけど…。

カブトにはもっと別の目的があって大蛇丸に従っていて欲しかった気もする。
あれだけ裏がありそうな人物が、アイデンティティーとかそんなんのために
大蛇丸に従っていたっていう展開は、若干物足りないような気もする。
それともこうすることを目論んでいたんだろうか?
いつか大蛇丸を自分の体に取り込もうとか。
だとしたら相当な策士だな、カブトってのは…。
まあ多分そんなことはないだろうけど。


354話:動き出す者たち
大蛇丸が死んだことで随分いろんなものが動き出した感じです。
そして最終回までの道のりもそーろーそーろー見えてきたような。


木の葉の面々は、イタチを捕まえてサスケを誘き寄せよう作戦展開中。
イタチ拘束は1小隊では不可能なので2小隊1チームでいくっぽいです。
カカシはもう、2つ目の小隊を呼んであるとか。


チーム「蛇」は、今は廃墟になったビルの中へ。
ここはうちはが使ってた武器屋があるそうな。
入っていくと「デンカ」と「ヒナ」という忍猫に声をかけられる。
「やっぱりサスケのボーヤか…」と、サスケのことを小さいころから知ってる様子。
手土産を猫に求められて「またたびボトル」を出すサスケ。
サスケとまたたびボトル。

なんだろう、この漂うほのぼの感。
そしてまたたびボトルを出したところで「ついてきなよ、猫バアに会わせる」と言う猫。
サスケがまたたびボトル忘れてたら通してくれなかったんだろうか。
昔はフガクさんとかイタチとかまたたびボトル持っていってたんだろうか。
想像するだけでほのぼのするんですが。

そして猫バア。猫耳つきカチューシャはすばらしいとおもいます。
猫と言うか、髪の毛の広がり具合はむしろライオンぽい。
周りに猫がうじゃうじゃ。
「恩に着るよ猫バア」…なんだろうこのえぇ子ちゃんサスケは。
近年まれに見る感じで。一族惨殺以前のサスケはこんなんだったけどさ。
水月はさっきおもいっきり威嚇されたのに、また猫に近づいてる。
重吾さんは服を新調してもらってるようです。にしても重吾でかいなぁ。

「やっぱりイタチの所へ行くんかいな?」と猫バアに問われ無言のサスケ。
猫バアはうちは兄弟を小さな頃から良く知ってるそうで。
つーことはやっぱりさっきの「恩に着るよ」は昔の名残なんだろうか。
もう行く、今まで世話になった…とサスケ。
つまりこれから世話になることはないってことか。
それはどういうことだろう?
サスケはイタチに負ける気はさらさらないと思うのですが
イタチを倒したそのあと、そこにお世話になることもないとそういうことで。
サスケは、復讐を遂げた後はどうするつもりなんだろう?

重吾は、大きすぎて合う服がないためカーテンを纏うことに。
どうしてそういうところも飛段っぽいんだ重吾。鼻はアレだけど。
(飛段=上半身裸+マント、重吾=上半身裸+カーテン)


4尾を封印し終わった暁。
九尾の人柱力とサスケと、どっち行くかな…と言い出すデイダラ。
ナルトには殴られた、カカシには右腕をやられた借りがあるし
デイダラが殺すはずだった大蛇丸を殺したサスケも許せない。
…どっちもイタチ関連なんですけどね、本来は。
つか、デイダラはどうして大蛇丸を殺そうとしてるんだ?
確か、サスケが大蛇丸のところへ行ったときも「あいつはそのうち殺してやる」とか言ってたよなぁ。
サソリも自分の手で大蛇丸を葬りたいといっていたらしいし。
…暁抜けるときに何やらかした、大蛇丸。
これが旦那のためとか旦那に歩調合せてたとかそんなんだったら萌えるなぁ。
是非そこらへんの理由を明かしていただきたいものです。
行ってしまったトビとデイダラ。鬼鮫に「いいんですか?イタチさん」と問われても答えないイタチ。
つくづくイタチって美人だなぁ…。


雨。
サスケたちが、準備を終えて出発する。
ナルトたちが出発する、その天候も雨。
比較的近くにいるのか、それとも単なる偶然か。

ナルトたちと行動を共にするのは、紅班。
我愛羅奪還編でガイ班、不死身コンビ攻略編でアスマ班、イタチ拘束は紅班。
これで全部出尽くしたわけだ。
ってことからも、今後の展開が読める気がしなくもない。

紅班に、紅の代わりにカカシが入る例の編成で出発。
前回の2小隊はナルト・カカシ・シカマル以外はほとんど意味がなかったチョイ役っぽかったので
今回は皆さんが活躍してくれることを期待。
ガイ班も、気がついたら戦闘終わってたしなぁ…。

とりあえず、しばらくはナルト・サスケ・デイダラ・イタチの4軸で回るみたいです。
早々にデイダラが脱落するんじゃないかと思われますが…(笑)
↓てなわけで落書き。


まずはデイダラがどっちに行くかだなぁ…。


351話:男との対話!!
今回もさくっといきます!
・扉絵は香燐。早くカラーで見てみたいな。
・結論から言うと、今回もNARUTOはNARUTOでなくSASUKEだった。
・水月はまだうろうろしてる…頑張れ、水月。でも香燐と一緒にいる限りこの手のことは尽きないと思うよ…!
・前回サスケに突っ込んでった重吾は見た目飛段みたいだけど笑い方も飛段。「げははははァ!!」
・やっぱり飛段って人気あったんだろうか。でも良く見ると被弾とは目が結構違うんだよな。
・サスケが呪印を開放して、右の羽だけ出し重吾の攻撃をカバー。相変わらず手だな…
・一部だけ状態2にできることを「部分変化」といってこれができると呪印を扱うのが巧いってことらしい。
・「君麻呂以来のコピー野郎だ。」重吾が自分が呪印のオリジナルであることにある程度誇りを持っているのだろうか…?
・そこに水月乱入。おもいっきり重吾と戦う。
・「二人ともやめろ」とサスケ。そういやサスケは重吾に攻撃してなかった。
・香燐は「共倒れしちまえ」。サスケと二人でいたいのね。うん、わかるわその気持ち。
・サスケの制止をまるで聞かない二人。
・「お前ら…オレに殺されたいのか?」ッサスケキレた…写輪眼出てます…痺れるぜ。
・でもあんた人殺す気全然ないんだよな…なのに「殺されたいのか」って言っちゃうんだすげーな。
・重吾と水月の間に入っていたサスケ。二人はニシキヘビみたいな大きさの蛇に巻きつかれ動きを止められてようやく静止。
・子守は大変だなぁ、サスケ。
・サスケの殺気に圧倒され、二人は戦意喪失。香燐は「たまんない…」
・正気に戻った重吾、部屋に戻りドアを閉めて「早く鍵をかけてよォ」。右足についてる重りは何の意味もなしてないな…
・重吾が一体どうしたのかよくわかってないサスケ、かわいい。「?」ってお前…!
・でも香燐のときもこんな感じだったな。やっぱりよくわかってないんじゃ…子守は大丈夫かサスケ…サスケ自身も結構おこちゃまだもんな、どうなるこの幼児集団。
・重吾は2重人格っぽい。本当は人殺ししたくなんかないのに、自分ではどうしようもない殺人衝動に駆られるそうだ。
・いや、じゃあどうやって重吾連れ出すんだよ…一体どういう基準で彼を連れ出しに来たのかっていうサスケの真意が知りたい。
・そしてどうなった暁。
・そしてどうなったカブト。
ナルトは…しばらくどうでもいいや…。

よっしゃあ、今回はさくっといけたぞ…!追試追試…orz


350話:衝撃の報せ…!!
管理人体調不良&追試前なのでさくっといきます。さくっと。
・今回は珍しく前回の予告と題名や中身が同じ。
・劇場版NARUTO疾風伝…「ナルト死す」。死んでないに決まってるけど。
 でもあれか、彼がいないってことは今までみたく彼視点で話が進行しないわけだ。
 まぁ基本疾風伝ってナルトの主観とか結構無視して進んでる気がするしな。
 どちらかというと第1部で蒔いた種をガンガン回収してってる感じで。

っておい、さくさくいくんじゃなかったのか。
・巻頭カラー。扉は見開きになるとの顔のアップ16枚。

サクラがナルトを呼びに行くと、寝起きでぼーっとカップラーメンをすするナルト。
に対して「朝からヘビーなもん食ってんなアンタ…」。
サクラちゃん本当に言葉遣い変わったなーっていうか内なるサクラが出てきた感じ。
「こんな朝早くから何?」というナルト。「もうお昼だよ…」
すぐ出かける準備してこい、というサクラに眠気吹っ飛んで「デート?」とナルト。
ナルトって本当にサクラちゃん好きなんだなぁ…。
でも、ナルトがサクラちゃんのことを具体的にどういう風に思ってるのかって
作中には全然描写がないんだよね。不思議だ。
ちなみにデートではなく綱手が呼んでいるそうです。

あーだからさくさくいくんじゃなかったのか私。
綱手からサスケが大蛇丸を殺したことをきくナルト達。
うれしそうに涙ぐむサクラと、「へへーん!あいつが大蛇丸なんかにやられるハズがねーってばよ!」と喜ぶナルト。
あーナルトって本当にサスケ好きだよなー。
でもそんなに単純に喜んでいられるのも今のうちとかだったりして。
何かの拍子に殺しあわなければならなくなるとかそういう展開ないよね?
だってNARUTOの世界って結構甘くないもんな。お願いだから悲劇はやめて欲しい。でもどうなっても私はきっしーの味方だよ。
ナルトが、サスケは木の葉に帰って来るんだよな、と綱手に聞く。
でもどうやらそうではないらしいのだ、と自来也。


一方サスケ一行が向かったアジト…看守は全滅、全員脱獄という状況。
サスケたちの前に立ちふさがる人たちは皆さん状態2なので
外見ではどれが重吾かわからないけれども、香燐は術でどれが誰かわかるらしい。 囚人を識別できるマーキングみたいなのをつけてるんだろうか?アジトの管理任されてたなら便利な能力だけど。
ちなみにそこには重吾はいなかった様子。
「急所は外しておけ」とのサスケの言に「やっぱり君は木の葉出身だ」と水月。
甘いんだとさ。そりゃ甘いわ、サスケ。
っていうかあの首斬り包丁の柄の部分ってカシュンカシュンと伸びるんだね。
折りたたみ式。

重吾とサスケが脱獄者を倒す間、香燐は鍵を取りに行っていたらしい。
つかホント香燐さん男の体形してるなー。肩幅広いし胸まな板だし。
サクラちゃんと比べると一目瞭然というか…これはどう解釈すればいいんだろう?
アジトの中で、水月に嘘を言ってサスケを水月と別方向に引っ張っていく香燐。
次のページではもう水月に気づかれてましたが。
香燐は重吾がどこにいるかも把握できるみたいです。それが彼女の能力か…。

部屋の中で「男が入ってきたら殺す」と決めた重吾。
入ってきたサスケを見て、「ビンゴ!殺す!!」とサスケに襲い掛かる。
足についてる錘の意味がない…。
それに対してかまえるサスケ。
さて一体重吾ってどういう人なんだろう…今週こそはわかると思ったんだけどなー。
多分あとから水月がやってきて戦うことになるんじゃないかな。
それで水月の能力とかわかったりして…「重吾を仲間にするなら首斬り包丁があっ方がいい」と水月が言った理由とか。

っていうかどーなったよ暁!!
どうするよ暁!!
別にアニメで十分補給できてるんでいいっちゃいいんですが。
それにしてもどうなった暁。次あたり出てこないかなー。でも今出てこられるとぐちゃぐちゃになりそうだな。
これからナルトがどう動くかも気になる。
早く来週になれー!


348話:次なる一人!!
海の上を歩くサスケと水月。
もはや忍者ってなんでもありだよな。
どうして仲間を集めるの、と聞かれ「目的に近づくには小隊の方が効率がいい」と答えるサスケ。
目的…って彼の場合あれか、イタチを殺すことか。
その為に力を欲して大蛇丸のところに行ったんだもんな。
んで修行つけてもらって薬物投与までしてもらって、大蛇丸より強くなったし出てきたわけだ。兄貴の暗殺を具体的な行動に移す段階として、今は小隊編成中だと。
あ、でも大蛇丸より強くなったからってイタチより強くなったかはわからないよね。イタチが駄目だったからひよっこの俺に目をつけたんだろう、とサスケ本人が言っておるのでその辺は自覚してるだろうな、きっと。
じゃあどうするんだろう?
これからストレートにイタチに狙いを定めるのか(そうすれば水月は鬼鮫と良い対比になるだろうし)
それともまた、例えば自分を強くするための別の目的で動いているのか。
んー、まだいまひとつ絞りきれてない気がする。
問題はここにどうやってナルトが絡んでくるか…ということだよね。
そのあたりの話になってくると全然予想がつかないです。
まだまだ「どんな終わり方になるのか」が見えないなあ…NARUTOは奥が深いのでした。
2部は基本的に暁も木の葉も音も少しダークな雰囲気で好きなんですけどね。主人公たちの成長に合わせて対象年齢が少し上がったというか、ひょっとしたら岸本氏の素の部分が(彼の趣味とか)出てきてるのかなーとか。今風の兄ちゃんっぽいし(あれ、今幾つだったっけ)。


サスケは「大蛇丸に近づいたときから」こうなったときのことを考えて力のある忍を前もって選抜しておいたそうで。
うわぁ、裏切る気満々で音に行った訳なんだ!!
ちょっと待てよ、ってこたぁ…今まで深く考えたことなかったんだけど
「目的が達成されればオレがどうなろうが知った事か」と
終末の谷でも、アジトにやってきたときでも…ナルトに言っていたのに
その両方が芝居…少なくとも、体を大蛇丸にくれてやる気はさらさらなかったっていう。
しかも自分が大蛇丸より強くなること前提だよね、これ。

じゃあ、終末の谷でサスケが
「オレは大蛇丸のところへ行って力を得る。そして奴より強くなったら裏切る。オレの体なんか大蛇丸に渡しゃしねェよ」と
ナルトに言っていたらどうなった?
むしろ、何故そう言わなかった?

あぁわかんねぇ、私の浅い読みでは太刀打ちできないですよ…。
ちと流れをおさらいしてみようかな(全然感想が先に進まない…まだ2ページもいってないよ、どうしよう…まあいいや、きっと読みたくなかったら勝手に飛ばしてくれるや…うん。ここは私のサイトなんだしv)。
サスケは、兄に復讐をするために「例え悪魔に身を委ねようとも」力を求めなければならない道にいた。
けれど、ナルト達と時間を共にするうち大切な仲間と共に過ごしたいと思うようになった(「それを自分の道だと思おうとした時もあった」と彼が後に告白した通り)。
これと前後して大蛇丸に授印される。
それから…イタチに再会して、絶望的な力の差を認識して、「仲間と共に歩む道」にいては…兄を超えられないのではないかと心が揺らぐ。
同時に、「自分が全く成長していないと錯覚するくらい」のナルトの成長を目の当たりにして焦りが出る。
そこへ、音からの誘いが来る。「大蛇丸様が力をくれる」と。
「仲間」か「力」の2択を迫られる。
孤独だった彼にできた暖かい仲間と光の中を歩むのか
その仲間を断ち切って大蛇丸の下で力を得るのか
状況はサスケに「仲間」を選ばせることを許さず、サスケは「力」を選ぶ。
サスケのことだから、この時点で大蛇丸がただで力をくれるなんて思っちゃいないだろうな。
大蛇丸の目的がサスケの体(こういう言い方をすると何かが変だ…笑)だと知ったとき全然驚いてなかったし、それくらいのことは可能性として考慮してたのでは…。
里抜けした時点では…確かまだ大蛇丸の真意はサスケには知らされていなかったはず。それは終末の谷でナルトから聞くことになったわけなので。
何らかの決して軽くない対価は支払わねばならないだろう、けれど力をくれるというから行く。
里抜けした時点ではその程度だったんじゃなかろうか?単純に力が欲しくて。

でも「自分が大蛇丸よりも強くなったら、大蛇丸の下を離れよう」とは考えていたのかもしれない。
むしろ大蛇丸を超えられなきゃ到底イタチには及ばないわけで(それをサスケが悟ったのはいつなんだってのも結構気になるけど…死の森では単に「圧倒的に自分より強い忍」ってことしかサスケにはわからなかったろうし。「イタチじゃだめだったからサスケにシフトした」ってわかった時点で イタチ>大蛇丸 ってのは明白なんだけどな…ただイタチでなくてサスケを狙ったってところでわかってしまうかもしれないのだけれど。なんとなーくそんな気がしていて、それがいつか確信に変わるわけだ。例えば大蛇丸を自分があっさり超えてしまっていることに気がついたときとか。)、超えられなかったら体をのっとられてそれまで。
ある意味、自分の能力の試験石として大蛇丸を選んだのかもしれない。
しっかし…そうだとしても演技巧いな…。大蛇丸とてそれを見破れぬ訳ではあるまいに。

うぅ…語りすぎた。さっさと次へ行こうっと。

・香燐はとらわれていた水月とは違って大蛇丸の部下
 (つまりあれか、5人衆とかカブトとかと一緒か)
・水月は何度か香燐に体をいじくられた
 (じゃあ香燐って医療忍者とかそんな感じなんだろうか?…だとしたら女性の医療忍者ってなんで多いんだろう。女性の方が向いてるんだろうか。まぁ確かに一般的に男性よりも筋力がなくて持久力のある女性が医療忍術に回るってのはかなり必然的なことなのかもしれないが。)
・性格が好きになれない(好きになれない性格ってどんなだ)
以上3点より、水月は香燐のことが好きではないらしい。
「確かに扱いやすそうな強い忍びは他にいくらでもいた。しかし奴は他に無い特別な能力を持っている」
なるほど…サスケも「扱い難い」って思ってるってことは相当な正確なのね。
にしても「奴」呼ばわりか…なんか引っかかる気もしなくもないけど。
なんで「アイツ」ではなく「奴」なんだろう。

檻の中に囚われている人々の前を通るサスケと水月。
檻の中には暇つぶしなんだかサイコロ遊びをしている人も。よくまぁサイコロなんて持ってるなぁ…自分で作ったとか?でも賭けるものもないしどうするんだろう。
サスケが大蛇丸を連れずにやって来たのを見て「大蛇丸がサスケに殺された」という噂が本当かも、と興奮気味の囚人達。
半信半疑といった様子ではあるけれど、一応噂は流れてきているのね。一体どこからどうやって…。

サスケと水月の前に現れた香燐。
うーん、お顔も可愛くて美脚なんだけど 決定的に胸がない
正にまな板。…もしや男…?まさかな…でもあの大蛇丸様の下にいたからな……。
「サスケ…アンタがここへ一人で来るってことは、あの噂はやっぱり本当だったみたいだな」
喋りは完璧男の子でござい。

オレと一緒に来いとサスケに言われ、ウチはここを任されているのに何でお前なんかと、と返す香燐。
一人称は「ウチ」。多由也みたいだな。
因みに管理人の出身地名古屋でも女性の一人称は「ウチ」です。
関西でも使うような…一体岸本さんどういうつもりで「ウチ」なんだろう。他は標準語なのに。

捕まえている奴らはどうするんだ、と香燐に言われ、このアジトに捕らえられている奴らを開放しろと水月に命令。
水月ったらまた何か飲んでる。水から出てきたし、やっぱり定期的に水分を補給しないと蒸発していくとかそんな感じなんでしょうか。

水月が部屋を出る。
強硬に断り続ける香燐に、「仕方ない、他をあたる」と言うサスケ。

一方水月は囚われた人々を解放するときに、お願いをする。
「大蛇丸を倒し、僕達の自由を取り戻してくれたのはサスケだ。外に出たらそのことを言い広めてくれ。この世に安定と平和をもたらす男が現れたとね…」
ちょっとまて水月それは一体どういうことだ。
ってかサスケ、お前一体何を始めるつもりか。つーかあらかじめそういう風に言えと指示しておいたのか?
なんだろう…それってサスケの意図したところなんだろうか。
だとしたら、いよいよサスケの目的ってのがわからなくなってきた。

後ろ手に、部屋の鍵を閉める香燐。
「行く♥」
打って変わって乙女モード。メガネを外してサスケににじりよる。
「お前…少し離れろ」…全然動じないサスケ。さすがサクラやいので慣れてることはあるな…。
つーかこの香燐って子、いちいち唇がつやつや輝いてるなぁ。

内側から鍵をかけられていることに気がついた水月、おもいっきり実力行使で扉をぶち破る。
サッとサスケの隣から離れる香燐。
行こう 香燐は駄目だったみたいだし、と言う水月に「いや…どうやらついてくるようだ」と真面目な顔で返すサスケ。
なんだろうこの子…!ひょっとして今まで自分が迫られていたことに気がついていないとか…?だったら怖ぇ。
因みに水月、左腕の筋肉がめちゃくちゃ盛り上がってます。これがこの子の能力みたいですね。
サスケの言に、サッとメガネをつけながら「ウチはたまたま同じ方向に行くだけで途中まで行くだけだ」といい間違えたりつっかえたりしながら言う香燐。…あれだな、ツンデレだ。他の人がいるところではツンツンしてるけど二人っきりになるとデレデレし始めるとかいうあの伝説の。でもやっぱりそのまな板は気になるぜ。
サスケは香燐の豹変振りについていけてない様子。なんだかよくわかってない…こういうタイプって初めてなんだろうか?
水月の方は随分慣れてるみたいだけど。
その水月、すっごい筋肉してた左腕はスッともとにもどりました。
自在に筋量が変えられるのか。もともとが水だから?


ラストのページは薄暗い部屋の片隅で、足枷をつけられ、うずくまってぶつぶつと何かを言っている男の人の姿。
多分この人が重吾でしょうね。香燐が「あんな奴を連れていくのか」と言っていたからよっぽど…?
なんだか、先週少し「げぇっ」と思った水月がかなりマトモな奴に見えてきたぞ。
「いや…やっぱ女…やっぱ女がいいな いや やっぱ男か…」
重吾、それは一体何の話しなんだい…?一体どういう奴なんだか…。

最後のハシラが笑える。
「サスケと水月、香燐…おかしな一行を待ち受ける最後の男はさらに危なげ? 重吾とは…!?」
そーだよな、絶対かみ合ってないよな、この3人。なんだかすっげぇ小隊ができそうな予感(笑)。
この小隊を岸本さんが一体「誰と戦わせることを前提に」組んだのかが気になります。
早く戦うところが見てみたい…!

結局対立軸が3項っていうのは1部や今までと変わらないわけね。
暁と、音と、主人公サイドってやつが
暁と、サスケ小隊と、主人公サイドってのにシフトしただけど。
二項対立よりはもうひとつあった方が、話が複雑になって楽しい。
ただ、一体これからこの3項の関係がどう動くのかはよくわからないなぁ…。
大蛇丸がいなくなったことで随分パワーバランスが崩れたし
対立する理由そのものが変わってしまうとなると…。
木の葉や暁の反応が知りたい。今回は真面目にNARUTOではなくSASUKEだったしな。
指輪の回収はどうなったんだ、ゼツ!!ま、そのうちわかるだろうしいいんだけどね。

管理人のように「NARUTOが好きなんだ」って人間は「〜氷河期」ってのが存在しないので楽です。うむ。
岸本さんがんばれー!


347話:寄り道!!
まず初めに。
岸本さん…あ な た は 一 体 何 が し た い ん で す か !!
いや、腐女子に優しい漫画だってことはわかったから
わかったけどちょっとあのそれはえっとなんかすごくあの…(動揺しすぎ)

ふぅ。

そこまでたどり着くのにかなりの旅路を要しますね。
んでは最初からいきましょう。

水から出てきた水月。
他は、と聞く水月に「重吾」と「香燐」を連れて行くと答えるサスケ。
4人一組つくるわけですね。フォーマンセル(二度同じことを言わんでえぇっての)
つまりそれとどっかの4人一組がぶつかるという想定を考えてもいいわけだ。
あ、でもイタチ鬼鮫組ってのもありか。カカシ班を一旦想定したのですが。
もしもナルト班ならナルト−サスケ、サクラ−香燐、あとはまだよくわからない
という感じなのかなとか思ったけれど。

他の面子を聞いた水月、やや不満そう。
「あいつら好きじゃないから仲良くはできないなぁ」という台詞と共に全裸で登場。
髪の毛は白抜き・目はヤマトの瞳を白抜きにしたような。全体的に色素薄そう。
口がギザギザであれだ、鬼鮫みたいだ。
「仲良くする必要はないが協力はしろ」というサスケに尚もぐだぐだ言い募る水月。
「ぐだぐだうるさい 服を着ろ 行くぞ」
…ってサスケ、お前はいつから角都になった。
相手が飛段なら ちぇ とか言いながらついていくのだろうが水月君はひと味違う…
「…エラく上からの物言いだよね…」と笑って言ったかと思えば
君と僕との関係をハッキリさせておこうか ねぇ と左手の人差し指をサスケの頭に突き付け、サスケの背後に立つ水月。
移動速度は相当のもの、ということでしょうか。
ぜっつんのように、水のあるところならどこへでも移動できそうな雰囲気。
みんな大蛇丸の命を狙ってた、サスケは有利だっただけで強いわけじゃない
今はボクの方が有利。
そう言ってもまったく動じないサスケに折れる水月。
マグレで大蛇丸を殺したのかどうかを確かめた様子。
水月は、サスケが強いのは昔から噂で聞いていたらしい…
水月の大先輩の桃地再不斬を倒したということで知っていた様子。
あれ、じゃあ第1部始まったあたりの時点で水月ってまだ大蛇丸に捕まってなかったのだろうか?
それを霧隠れの里で聞いたのならば。
大蛇丸が情報を流したってのはありなのかもしれないけれど。

二人を連れに行く前に寄り道したいところがある、という水月。
再不斬の名前が出てきたあたり、それ関連の場所になりそうな複線は張ってありますが。


ところ変わって一楽
外に出ると影分身で二人になった木の葉丸。
「来い!」「行くぞナルト兄ちゃん!!」
…熱い掛け声で始まったわけですが

お い ろ け ・ 女 の 子 ど う し の 術 ! !

レ…!レズ…だ…!!
ちょ…おま…っ、これ少年誌だよねえ?少年誌だよね!?
「オオオオオ――ッ!!そう来たかァァーッ!!」とナルトは満足そう。
サクラはドン引きっぽいってか「内なるサクラ」なお顔してます。
カカシは呆れ顔、サイは無表情。

おもいっきり木の葉丸に蹴りを入れるサクラ。
ナルトと木の葉丸をおもいっきり叱りとばす。
陽動にもなるし…とナルトが弁明。
「陽動?こんな術に食いつくのはアンタらだけよ!!」
とのサクラの言葉に木の葉丸、印を結ぶ。


お い ろ け ・ 男 の 子 ど う し の 術 ! !

しかも、「女の子どうし」だったときには普通に短冊街にいそうなお姉さんたちだったのに(実際短冊街にいたススキとモミジっぽい)
な ん で こ っ ち は サ ス ケ と サ イ な ん で す か
木の葉の女性たちでは色気が足りないと。そういうことかい木の葉丸?
因みにサスケが上。
「キャ―――ッ!!そう来るのォォーッ!!」サクラちゃん鼻血出てますよ。
ナルトはドン引き、カカシは呆れたってか困った顔
サイは「あ…ボクとサスケくんだ」

うーん、サスサイかぁ…比較的マイナーだよね、たぶん。
ここでサスナルとかメジャーカプにしなかったのはそれをすると「いかにも」だからか…いや違う多分きっとそこまで考えてない、原作絵でしかもサクラちゃんを嵌める設定ならこの二人のビジュアルってのは重要だきっと。 それにもしサスケの相手がナルトやカカシだったりしたら多分あんまりサクラちゃんは萌えないと思う…普段がアレなだけに。
それにしてもあれだな、サクラちゃんが同人女っていう設定は随所で見るけど
実はそれ公式設定だったりして(笑)。かなり信憑性があるな。

我に返るサクラ、あわててフォローに入るも男性陣に冷たい目で見られる。
「所詮同じ穴のムジナ」と木の葉丸に言われる始末。
ご愁傷様。


巨大な橋
見上げるサスケ、視線の先には「なると大橋」の文字。
やっぱりここでそのネタもって来るんですね。

7班での、最初で最後の大きな任務だった波の国での任務。
あのころは兄を殺すよりも仲間を助けることを選んだ自分がいて
それは今のサスケと正反対の道を歩んでいたわけで。

サスケは一体何を思い出していたんだろう?
フン…と言ったサスケの表情がまんざらでもない…
なんなんだろうこれは、どうしてだかせつないんですが、なぜ。

いろいろ文句は言うのだけれども
やっぱりNARUTOって大好きだ。
誰が好きで、って訳じゃなくて。
誰も嫌いじゃなくて、みんな大好きなんだよなぁ…。
敢えて言うならこの物語が好きだ。
クライマックスまでちゃんと応援したいな。

ここだ、とサスケが指し示す先には再不斬と白の墓。
再不斬先輩、これはボクがいただくよ、と水月が墓の後ろに刺さった再不斬の首斬り包丁を抜き、構える。
水月には重すぎるのか、やや体が震える。
お前の力で扱えるのか、というサスケの問いに、忍刀七人衆に憧れて修行を積んできた、重吾を仲間に加えるならこの刀は役に立つし
と答える水月。
首斬り包丁が役に立つ仲間ってなんなんだ一体。
水月の言葉に「フッ」と笑うサスケ。
サスケが…微笑んだ…。なんだろうこの「しょーがねぇな水月は」的笑いは。
さすけー!!


声を上げて倒れる男に「大蛇丸が死んだからって勝手されちゃ困るんだよォ!」と言う女の子。
「このチャクラの感じ…ま…まさか」と言っているので香燐ってことで多分間違いはないでしょう。
顔は見えない…けど背中開いてそう。下は黒塗りのホットパンツ。
髪の毛は黒っぽい。多分黒。
岸本さんが黒塗りした髪の毛は大抵黒なので。

しばらくはサスケの仲間集めが続くのかな。
っていうか不死身コンビの指輪はどうなった!!
ひとつは飛段の埋められた穴の底、もうひとつはひょっとすると木の葉。
戦闘でどこかに落ちてればそうではないのかもしれないけど
ひょっとするとゼツが木の葉に現れるのかもしれない。


343話:非情に…!!
さ…さすけ…!さすけだ…!!
め、めいっぱいさすけだ…!!!!!
あわ、わわわわ。ちょっとどうしようどうしようどうしよう
なんかいろいろ持ってかれた気がするぜ!!

今回は珍しく扉絵が。サスケが肩越しにこちらをちらっと見てる。
やっべえコレ、かっけェ!!

…と喜びながらページをめくると先週のラストとほぼ同じ状況。
何人忍びを倒したんだろうと思ったら、随分大人数のようです。
少なくとも100人近い…アシさんお疲れさんです!!

「非情にならなければ イタチには勝てないわよ」
…敵を倒しはするものの殺さないサスケに大蛇丸が言う。
「あいつの前では非情になるさ。嫌が応でもな。」
そう答えて、地面に突き刺さった刀を抜き取り、腰の鞘に収めるサスケ。
その様子を見ながら、サスケが返り血を全く浴びてないことに感心する大蛇丸。
「この子を見てると…天才と呼ばれていた自分が惨めに思えてくるわね…」
ってどんだけですか!!
じゃあサスケよりも強いイタチってどんなんですか!!
イマイチパワーバランスがわかんないよナルト。
そうしてやっぱりそんな大蛇丸の下じゃイタチに勝てるようになるのかっていうのが
かなり不安なんだけれども。
そしてサスケがそんな状況に甘んじるのかっていうのが最大の疑問だったのだけれども。

って、多っ!!!!
サスケが倒した忍…数十人とかいう規模じゃないっす。
ページをめくったら2ページにわたる大ゴマ…もう何百人という忍が倒れてます。
その様子を見ながら、舌なめずりをする大蛇丸。
なんていうか今回は大蛇丸随分美人ね…
「あと少し…ほんの少しで私のもの…」
そう思う大蛇丸に背を向けて、サスケは何を思うのか。


一方場面は一楽でラーメンを食べるナルトとサクラとサイ。
ナルトは何故か右手を負傷して左手でご飯を食べるハメに…おもいっきりこぼしまくってます。
「やっぱ左手じゃ食いづれーってばよ…」
その様子を見つつサクラの回想シーン。

ナルトの右手を治しながら、新術を多用するなと忠告するサクラ。
体が術に耐えられずにあちらこちらが骨折するようです。
「へへ…大丈夫、サクラちゃんが治してくれれば」
「そういう事言ってんじゃないの!医療忍術で何でもすぐに完治するわけじゃないんだから!」
へらっと笑って言うナルトを真剣にたしなめるサクラ。
やっぱナルトのこと好きなのかな…。本気でナルトのこと心配してる。
「でも…オレってばこういうの何か嬉しいんだ
 サクラちゃんと一緒に サスケに近付いてる気がすっから…」
そう言って笑うナルトを、まんざらでもない様子で見るサクラ。

もう、独りじゃなくて。
誰かと一緒に歩んでいけることがどれほど幸せなことか
ナルトは知ってるんだろうな。

「仕方ないわね、ハシ貸して」
そういうサクラに、もしかして食べさせてくれるのか…と期待するナルト。
「はい あ〜ん♪」
「熱っ!!熱い上にそこはお前じゃねーだろがァ!!!」
…でもサイがそこに闖入(笑)。
そこにのれんをくぐって現れるカカシ。
「友達が困ってる時には手助けをする それが本当の友達だと本にはそう…」
「そんな本を読む前に空気を読めってばよ!空気を!!」
微妙にずれた言い訳をするサイにめいっぱい突っ込むナルト。
サクラがカカシが現れたことに気が付く。
「んーー?何やら騒がしいねぇ」

結局カカシがナルトにラーメンを食べさせましたとさ。
病院で寝込まないなんて珍しい、とカカシに言うサクラ。
「そんなイメージ付いちゃってるのね…今のオレ…ショック…」
でもそんなイメージですから!!
今回は万華鏡写輪眼を使わなかったから大丈夫だった、らしい。
もし使ってたら今頃イメージどおりベッドの上だったな、
そう言って笑いながら、怪我をしたナルトの右手に目をやるカカシ。
「ナルト お前は確かに強くなった オレと肩を並べるかそれ以上だ…」
ということはナルトはカブトくらいの強さ…
(「強いと言ってもカブト程度じゃね…」みたいな台詞をむかーし大蛇が言ってた(笑))
しょっぼい…!それってしょぼいよ!
あのへたれカブトと一緒でもさぁ!!それとも今はカカシの方が強いのか?

「だが大きな術であればあるほど
 術者にはそれ相応のリスクがあることも頭に入れておけ」
そう忠告するカカシにうつむき加減にうん、と頷くナルト…の表情が
普通に美人なんですが
なんか今回はみんな比較的美人に描いてるかも岸本氏。

そして場面は大蛇丸のアジトへ。
ベッドの上で咳の止まらない大蛇丸。
「もう…限界ですね これだとランク10の薬を投与しないと体が…」
そう言うカブトの傍で、肩で息をする大蛇丸。どうでもいいけどTシャツの大蛇丸いいよね。
薬を取り替えてくる、と言って部屋を出るカブト。
「クク…クハハハハハハアァ」…大蛇丸が哂う。
扉を閉めた向こうから、大蛇丸の笑う声が聞こえて振り返るカブト。
笑った後に、咳き込む大蛇丸。
口の端から血を垂らしながら、何かに気付く。

壁を突き破って、剣状のチャクラが大蛇丸に突き刺さろうとする。
それを両の腕に突き刺して止めた大蛇丸。
知っているチャクラの性質。けれども見たことのない形態変化。
「誰なの?」
大蛇丸の声にこたえるように、扉がバラバラに切り刻まれて崩れ落ちる。
現れたのは…サスケ。
呪印を開放させながら。
「やっぱり…そう来たわね」
「もうアンタに教わる事は何も無い」
さらに、写輪眼を発動しながら言い放つ。
「…アンタの前でも…非情になれそうだ」
その台詞はつまり、大蛇丸を殺すということを意味するわけで

来た、下克上!!!
こんなところで満足するサスケではないのでした。
転生時期も近いようなので…今後の展開予想としては
サスケが大蛇丸を殺してサヨウナラ、自力でイタチの前にたどり着くけどボッコボコにされるとか
むしろサスケが大蛇丸に乗っ取られてしまってサヨウナラとか
でもどちらかが倒れる運命にあるようです。
少年漫画的にサスケが殺られることはないような気もするのですが
さて今後の展開に注目…ですね。物語が大きく動きそうです。
そしてどうなった暁…!どうなった飛段…!!
そろそろ暁の面々が見たくなってきたのですが
ぜっつん、早く指輪を回収しに来ーい!!


342話:玉…!!
シカマルのところへようやく到着したサクラとサイ。
出迎えたのはシカマルと、森に住む鹿。…鹿が大きいなぁ。修学旅行で見た鹿はもっと小さかった気がするよ。
「増援か けど一足遅かったけどな」
シカマルが一人で暁を倒したことに驚くサクラたち。
「今回ばかりは何がなんでもってやつだったんでな」と、ポシェットにタバコをしまって答えるシカマル。
サクラが一瞬だけ寂しそうな顔をしてから、そうよね、と相槌をうつ。
3人はナルトたちの方へ合流することに。

一方ナルトは戦いが終わって、いのに治療を受ける。
角都を倒したナルトの策に感心するいのとチョウジ。
シカマルほどではないけど頭いい方なんだな、というチョウジに「シカマルと比べんなってばよ」とナルトが言う。
…でもナルト、すこし嬉しそう?
治療を受けるナルトを見ながら、よく3発も螺旋手裏剣を作ったね、とヤマト。
修業では2発までしか打てなかったそうな。
一連のやりとりを見ながら、カカシが思う。

失敗してからの次を当てる為の機転の速さ…強い自信
ナルトはホントに強くなってきた
あの4代目でもなし得なかった術をここまで物にするとは…
そろそろ世代交代の時期だな、こりゃ
オレを超えやがったか…

感じてるか?
ナルトの目の先にいつもいるお前が…
ナルトをどんどん強くしていってるんだよ…
なぁ…サスケ。

もの思うカカシ。脳裏にはサスケ。
あれか…カカサス好きーさんはちょっとした祭かも(笑)?
一こま出てくるサスケの横顔が…あれ、なんだかとても美人って言うか
ちょっと書き込んだらイタチ兄貴になりそうな雰囲気だ。
さすが兄弟。

「先輩 そろそろ…」
ヤマトがカカシに声をかける。
椀状に開いたあなの淵から、見下ろすカカシ。
その表情が険しくなる。

「よし皆 木の葉へ帰るか」とナルトたちに言うヤマト。
カカシ先生は、尋ねるいのに「後始末」と答える。
…後始末?

倒れている角都のすぐ隣に降り立つカカシ。
「くっ…」
ってまだ生きてたよ角都!!実は生きてた!
でも死にかけ…ぐすん。

お前らのようなガキ共にオレが、と呻く角都。
「まあね…初代火影と闘ったことのあるアンタだ…
 …オレ達がガキに見えるだろうが
 オレ達から見たらただのズレた老いぼれだ
 だからアンタは今ここで死にかけはいつくばってる」
そういいながら、千鳥を発動するカカシ。
なんだろう、このデジャブ。
オレの気が長いと〜なイタチさんの台詞とそっくりじゃあないですか(笑)。

うつぶせのまま、カカシを見上げようとする角都。
なにこの表情…なんか可愛いんだけど…ネジっぽいんだけど…!!

「次から次へと 新しい世代が追い抜いていくのさ」と
そう言って

カカシが、止めを刺す。


木の葉に帰還した一同は火影の間へ。
シカマルはその後アスマの墓へ向かうと、そこには紅。
出歩いていいんですか、と尋ねて持っていたタバコを墓に供えるシカマル。
「将棋の相手がいなくなったわね…アナタはアスマの一番のお気に入りだったから、さみしくなるでしょ…」
「大切なことからくだらないことまでいろんなことを教えてくれたんすよ
 将棋もそのひとつだった
 さみしくないっつったらウソになりますけど
 オレももうガキのままじゃいさせてもらえない世代ですから
 ピーピー泣いていられないっスよ」
オレ…“めんどくせー”っていつもだだこねてたから
ガキの頃そのせいで失敗ばかりして…
…そのたびアスマに守られてばっかで…
それでかな…つかみどころのない変な先生だったけど
オレにとっちゃむちゃくちゃカッコイイ大人だった

その言葉を聴いて、少し嬉しそうに紅が笑う。
「今度はオレの番すよ」
薬指に指輪を嵌めた左手で、紅がお腹にそっと手をやる。
「その子が産まれたら 今度はオレがその子を守る師ですから…
 カッコイイ大人にならねーと!」
いつかのテマリのような表情で笑って言うシカマル。
小さく、ありがとうと紅が言う。

「さすがオヤジ、アスマと違って強えーな…」
父親と将棋をするシカマル。
「棒銀か」
「上手相手に“玉”を守るためには犠牲もやむないってやつさ
 そう逃げたらホラ ここで桂馬だぜ」
「金のどっちが逃げても角が成り込みか…ったくその桂馬いやらしい手だぜ」
「木の葉の忍を駒に例えるなら オレは桂馬だからな」
なんだそりゃ、と尋ねるシカクにアスマがそう言ってた、と答えるシカマル。
「ケッ…お前の性格をよく分かってやがったな…アスマの奴も」

なら“玉”は誰にあたる?
聞かれて、少し笑うシカマル。
「木の葉をになうこれからの子供達…それが“玉”さ」

ごめんなさい、サソリとか答えちまった空気読めないバカがここに約1名。げふぅ

「よく分かってるじゃねーか…
 …よっと 王手」
「あ!」
息子と会話をしながら、きっちる詰めるところは詰んでいたのね、シカク。
「てめーが玉を守るにはまだまだ力が足りねーな!精進しろよ!」
軽く言われて、悔しがるシカマル。
まだまだガキ。でももう何もわからない子供じゃない。

シカマル、あなたが最初に出てきたとき、こんなメインキャラに成長するとは思わなんだ!
すっかりかっこえーキャラになりよってからに!!
ってかいいなぁこの親子!ちゃんと父親が息子の成長を見守ってるっていうか
放りっぱなしにしてるようで要所要所はちゃんと押さえてて
すげーなー。
シカクさん頭いい設定なのね…。でも奈良家は基本頭よさそうだ。
薬学やるんだったら頭よくないとどうしようもないしね。



ガッ、と地面に突き立てられた刀。
うめき声をあげて地面に倒れ臥す無数の忍たちのど真ん中で
倒した中の大男の背に腰掛けて、これで全部か、と聞くサスケ。
ってサスケだ!!
生サスケだよ!!回想じゃなくて!!
しかも生大蛇丸もだよ!!うわあすげえ
「全員にとどめはさしてないわね まだまだ甘い」
「殺したい奴は他にいる」


てーことは、あの不死身コンビさんはお亡くなりになったわけだ。
っていうか飛段はあの穴の中…どうして不死身なのか明かされることもなく。
本当の不死身なんてないって角都さんが言ってたんだから
それは多分飛段にも言えることだと思うんだよね。
あーどうなるんだろう飛段。ってか指輪。
ゼツが回収にくるんだよね、きっと…。

それより何より気になるのは、大蛇丸の最後の言葉。
そういえば、ナルトって人殺したことあるんだろうか?
少なくとも岸本さんの描くNARUTOの中では、誰かを殺した記述がないんだよね。
今回だって、まともに人殺したのってシカマルと…カカシ。
シカマル・チョウジ・ネジは殺してたけど…ナルトは?
サスケも、傷つけることはしても殺しはしない…

最初の波の国編の「あの子たちには人を殺める精神力はまだない」というカカシの言葉。
忍であるということ。
そういうことがまだどこかに尾を引いているような気がしてならないんだ。
もちろん、少年誌だし主人公がバンバン人殺しするってのもあれかもしれないけど
そんなこと言ったらDBとかワンピとかどうなる。
描写がリアル?そんなことはどうでもよくてさ
やっぱり主人公に人を「殺させてない」気がするんだ、岸本氏は。
何かそこに意味を持たせているのかもしれない
けどそうでないのかもしれない
わからないけど、ちょっと気になりました。

あとね…最後の見開き、若干線画が荒かったのが気になって…。
というか何もかも同じペン(Gペン?)で描いてる気がする。
よく見ないと分からない程度だけど…最近カラーが続いてるし
やっぱり時間と体力の問題か。

頑張れ岸本さん!!
(なんか最近ここの感想いっつもこれで終わってる気がする…)


341話:修業の成果…!!
アニメのポスターが最初についておりましたね。
…ちょっと微妙だけど、デイダラがいて「アニメでデイダラが見られるんだな」ということを実感。
ずっと出てこないのが当たり前だったので、不思議な気分です。

で、巻頭カラーってことはカラーページがあるわけで…


・・・!!


かっけぇ!!!!!!!
ナルトとサスケの絵…!初めて2部サスケがカラーで拝めましたよ!!
って青い!サスケの服とかいろいろ青いよ!!
つーか刀が青いとは思ってなかった…!白だとばかり。
やっぱり、ベタか白抜きかしかないと、それが色のイメージとして固定しちゃうから厄介だ…。
そうか、サスケは2部になっても青い人なんだね…!

雑くて申し訳ないですが。 黒い衣装も格好よかったけどな。

にしても、この背景が…!
ナルトとサスケの対比を、風神と雷神に重ねてあるんですが
この2つの神様の迫力といったら…!
筆で描かれているのですが、かすれ具合が凄く素敵で
色の設定なんかも凝ってて…すごい。
昔描かれていた「空と海」の絵は静的な対立を描いてましたが
今回の「風神雷神図」は動的で、迫力があります。
すげ。

…って、本編に入る前に何扉絵のみで10行以上も語ってるんですか私(笑)。
でもホントにすごい…生で見てみたいなぁ。
ぜひぜひこの号のジャンプは買ってください!!



さて、本編…。
いけナルト、というカカシの声に「オッス!」と答えて進み出るナルト。
不利を悟り、遠距離タイプに変えた方がいいと判断する角都。
え、何を変えるの?
と思ったら、角都の口からめいっぱい触手(どうやらこれが正式名称の様子…マジ?)が出て気ました。
効果音もものすごく。ズゾョゴッって何。
背中からもなんかいっぱい出てきたとおもったら、なんとまあ孔雀の羽のように広がりましたよ!!
そして角都のアップ。
髪の毛…?髪の毛だ!!角都に髪の毛があるぞ!!
なんかもう体の割れ目という割れ目から触手出しまくってて、顔も半分に割れてます。
で、出しまくったせいで頭巾が取れて髪の毛が見えた、と。
角都の素顔初公開でございます。あひゃひゃ。
つっても顔下半分は隠れとりますがね。
↓隠れてるところも想像してみた


角都の様子にドン引きのいのとチョウジ。
「体形を変えただけじゃなくチャクラもかなり練りこんでる…」とテンゾウ。
ナルトの術に対応するためだな、と一人平静なカカシ…やはり場数が違うのか。
忍者やってるとこういった類の人間にめいっぱい会うんだろうか。
嫌な職業だ、忍者。

影分身で、再び四人になるナルト。
うち3人で螺旋手裏剣を作り始める様子を見て、角都が身構える。
その横顔…割とまともな顔してません?
あちらこちらから触手出してるのを除けば、さ。

影分身の1人が飛び出す。
「よし!できたァ!」「続けェ!!」…一人掛け声ですか!!
手裏剣を持たない3体が角都に突っ込んでいく。
その影分身3体は無視、オリジナルの持つ術を潰す判断を下した角都は、3体の頭上を飛び越え、オリジナルに飛び掛る。
あの術さえ潰せば恐くない。
ナルトに向けて伸ばした触手が、ナルトを潰す。
が、潰れたのは影分身…て、いつ入れ替わったんだい君達!!
さすが忍者…そこらへんの入れ替わりはお手の物ですね。
「何〜〜〜〜!?影分身だと!?」
驚く角都の背後から、螺旋手裏剣を手にしたナルトが飛び掛る。
実は陽動の中にオリジナルを潜ませていたナルト。
中忍試験の対ネジ戦といい…この子は本当によくやるよ(笑)。意表をつけるけど、一度しか効かないよな、これ…。
「当たりィィ!!」
角都の背中に、螺旋手裏剣がヒット。
出た、技を決めるときの「3分割」!!
技を食らった角都は、螺旋手裏剣の核に押され、飛ばされる。
それから一気に、螺旋手裏剣の核が広がり、ドームを形成する。その直径…何10メーターかありそう。
強烈な爆風に耐えかね、術者のナルト自身も地面に伏せる。
角都の周り数10メートルを覆っていた螺旋のドームを構成していたものが、中心の角都に次々と刺さっていく。
そうして攻撃が終わり、地上には巨大な穴が、空中には攻撃を受けた角都が残される。
「攻撃回数がケタ外れだ…写輪眼でも見切れない なんて術だ…」というのがカカシの感想。
角都が、術のためにあいた椀状の穴へ落ちる。
「ええ よし… やった…」
地面にうつぶせに倒れたナルトが、顔だけ上げて笑う。
角都はただ、倒れるだけ。


飛段も角都も本当にこれで終わりなのかは、まだよくわからないです。
でもシカマルもナルトも、結構渾身の戦いだったのでこれで生き返られてもね…うむ。
暁の反応が楽しみ。
っていうか財布係がいなくなって、メンバーも2人減ったら…なんかそれってやばくないっすか?
計画の最初から挫折じゃないですか(笑)。
もっとがんばれよ暁ー!!
そうしてあと数年は頑張ってください岸本さん…!!まだまだ道のりは長そうですから…。


340話:危ない橋
今回はちょっと簡易感想でいきます…管理人が試験前なもので…。申し訳ないですm(_ _)m

このお話は、多分つなぎ…というか
来週が第2部放送直前の巻頭カラーなので、
それに見せ場を合わせるための時間稼ぎのような気がしなくもなかったというか。
そんな感じの内容でした。

ナルトが螺旋手裏剣を角都に当てようとするが、当てる直前で術が解け、失敗。
もって数秒&ゼロ距離で当てないと意味がない(手裏剣なのに!!)という代物だそうです。
そりゃ確かに5割完成ですよ…!
角都の真ん前で術が切れちまったナルトを助けにテンゾウとカカシが入り、
心臓をとられそうになったナルトは間一髪で助けられる。
5対1だから連携プレーでいこう、危ない橋を渡る必要はない、というカカシの提案を
チームワークは大切、だけど危ない橋を渡って向こう側へ行かないとといつまでたってもガキのまま。
だからその橋を外すようなことはしないでくれ
とナルトが拒否。「橋の向こう」…そこにはサスケの姿。

ちょっと突っ込んでいいでしょうか?
いつからこれあなたの修業のための戦いになったんですか(笑)!!
普通に任務じゃないんですか?それでいいの…!?
ナルトの言葉を聞いて、カカシ。
「フッ…ヤマト お前はどうだ?」
「ええ… だってまだ見てないですよね。以前のナルトとは別人だってところ」
「…決まりだな」

それでいいのかカカシ(笑)!
これも、ナルトへの信頼があるからなんだろうけどさー。
忍としてはどうなのよっていうか
いろいろグダグダな気がするんだけど気のせいでしょうかー?

ま、いーや(最近こればっかり…)
来週はナルトのかっちょいい姿が見れるでしょう!!
それに期待してます…。


339話:新術…!
轟音とともに、ばらばらになった飛段の体が奈落の底へ落ちていく。

穴へ近づくシカマル。
中には、またもや首だけになった飛段。
やっぱりとれたばっかだったから外れやすかったんだろうか。
周りにも足だの手だの落ちてます。
あ、画面に見える左手に指輪がついてる…。これゼツが回収しに来るんだろうか。
あれ、でもそしたらゼツがもっていっちゃわないかな、飛段。
くっつけられる人がいるかはわからないけど、なんとかすればもとにもどるかも…?
むしろゼツが処分するのかも…うへぁ…。


飛段が目を見開いて、哂う。
「ヒャハハハ…な…なんてザマだコレ…」
飛段、あなたいつから木の葉丸になりました?
「コレをこんなにしやがって…」
余裕たっぷりに聞こえる台詞だけど、焦ってるようにしか見えない。
そんな飛段に、シカマルはただ黙って哀れむような目を向けるのみ。

「てめーには必ずジャシン様のバチが当たる!!
 ジャシン様により大いなる裁きがお前にィィ――」
シカマルが自分の言葉に怯える様子を見せないことに焦りを募らせたのか
あがくように言葉を重ねる飛段。
にしてもこの子、よく首だけで声が出せるなぁ。
声って口の筋肉だけじゃ出せませんよね、普通(笑)。
肺で空気を押し出して、それを声帯で震えさせて音を作るのに…
肺に穴開けられただけで、肺から空気が押し出せなくなって、声なんか出せなくなっちゃいます。普通。
…まあ、漫画的にはそんなこと気にしてたら話にならないし…
飛段の存在自体、自然の摂理を無視してるので問題ないのかもしれません。
むしろ声を出すためにチャクラを使ってたり…(いくらなんでもそれはないか…)(笑)。

「そんなもん怖かねーんだよ オレとお前じゃ信じてるモンが違う」
飛段の脅しを平静に切って捨てるシカマル。その手には、先ほども使った起爆札付きのクナイ。

深い深い穴の、光の射す入り口に、シカマルの影を見る飛段。
それがそのまま、今のシカマルと飛段の立場を表してる。

「オレが信じてんのは“火の意志”だ」
だが、と言葉を続ける。
「てめーの神はそのくだらねェジャシン様でも何でもねェ 今はこのオレだ…」
そこに続く言葉を計りかねる飛段。

オレが裁きを下す
その言葉とともに、投げられた起爆札付きのクナイが、穴の内壁上部に突き刺さり
爆発する。


さっき言ったよなァ?
てめーにはジャシン教により裁きが下るってよォ
なァ!?
ゲハハハハ!!!
その裁きを下すのはオレだァ!
てめーなんて歯だけで十分だ!
良く噛んでバラバラにしてやるぜェ!


負け惜しみのような呪いの言葉を吐きながら
岩雪崩の下に飲み込まれていく飛段。

さっきまで深い穴だった場所を、黙って見つめるシカマル。
ようやく終わったわけですね。飛段の相手は色んな意味で疲れたと思います…お疲れ様でした。



ところ変わって角都。
多重影分身から、ナルトが九尾の人柱力であることを見抜く。
テンゾウがカカシに状況説明を依頼。
カカシが説明したことの要点は以下の通り。
・2人の暁のうち1人はシカマルが対戦中。
現在の敵については
・面が本体から抜け出して分裂する。
・それぞれが心臓をもち独立して行動。
・最初5つだった心臓を、2つ減らして現在3つ。
・合計5回殺さないと角都は死なない。
・中距離型、全ての性質変化を使う。

どうりで先輩が手こずるわけだ、と思いながらナルトに注意を促す声をかけるテンゾウ。
「ちゃんと聞いてたってばよ!」と言いながら、2つの影分身が飛び出す。
「一人で突っ込んでもダメだってばー!」
ナルトの無鉄砲ぶりに思わずいのが叫ぶ。
案の定、影分身のうちの1つが角都の血管(らしきもの…だって体の中から出てるんだもん…心臓にくっついてるあたり、循環器系統のブツでしょう、あれは…よくわかりませんが以下「血管らしきもの」と呼びます。)に捕まる。
捕まった影分身の影から、もう一体の影分身が飛び出す。

それに気付いた角都が、捕まえた方の影分身を潰してもう一体の方に「血管らしきもの」を伸ばす。

「影分身だけか?それでは勝てんぞ」もう一体の影分身を潰しながら、角都。
なんていうか、あれだ。この不死身コンビって 大 蛇 丸 並 み に 人 外 で す ね 。
もう突っ込むのはやめよ、きりがない…。
芸術コンビは割かし(つってもサソリは人外だったが)ヒトだったのになー。
きっちりパワーインフレ起こしてますね、NARUTOも。

角都の攻撃スピードと戦闘スタイルから、陽動に必要な影分身の数を見積もるナルト。
影分身の経験をオリジナルに蓄積し、そこからシミュレーションを作る
影分身の使い方を覚えたな、と評するカカシ。

この対飛角組リベンジ編って、新しく出てきた「影分身の性質」と「性質変化」のフィーチャーか何かですね?
いきなりぽっと出てきたものを定着させようという感がたっぷりで…
多分ずっと前からそういう設定なら、何かしら言及があってもおかしくないと思うんです。
まぁ…でもこれで少し話が作りやすくなった気がするし、いいのかな。
「相性」がどうのこうのっていうのは話のネタにはもってこいだと思うので。


さて、今度は影分身を3体作るナルト。
うち2体を作って、新しい螺旋丸を作る。
術に使われるチャクラの量と、発せられる高音に驚くチョウジといの。


ここで少しカカシの回想シーンが入ります。
「なんとかここまでは………形にしたってばよ…」
掌に、新しい螺旋丸を保ちながら、ナルト。
「よし…どれほどのもんかオレの螺旋丸とぶつけ合う。用意しろ」
カカシが、右手に螺旋丸を作って言う。
「え――っ!!?」

その結果、カカシがダメージを受けたということは成功ということ。
カカシが肩越しに、ナルトの方を覗えば
その背中に、四代目の影が重なって
どこか優しげな表情を浮かべる。


再び、ナルトの術に驚くいのとチョウジ。
チョウジなんか驚きすぎて回想シーン入る前と台詞がほとんどまんまですよ!!
それとは対照的に、術を知っているため自信満々の表情を浮かべるテンゾウ。
角都はあの術を食らったらヤバイ、絶対に駄目だ なんて暁らしからぬ弱気なことを考えてます。
お前それでいいのか!!
「なんとか生き長らえてきた」発言にしろ、結構弱気ですね。ってか謙虚すぎ?

術を発動しているナルトの顔のアップ。
マジカッケェ…っっ!!
おねーさんあんたがそんなに格好えぇ表情するとは思わなんだ!!
美形好きとしてはあのちょっとえっとあぁあぁぁぁぁゲホゲホゲホ、がはっ。

…ふぅ。興奮しすぎた。


遂に新しい術の名前と姿が公開。

風遁・螺旋手裏剣!!!

螺旋丸の周りを、手裏剣の刃の様なものが取り囲む
…けどその大きさは直径1m以上もある大きなもの。
さて、どの程度の威力を発揮してくれるのか…というのは次回に持ち越し。
さあ、次回で決着なるかな?
それとも、角都とか生き残るんだろうか?
それより飛段がどうなるのかって方がめちゃめちゃ気になるんですけど!!
っていうか三の指輪は!指輪はどうなる!
流石に10個のうち2つがなくなるってちょっと問題でしょうよ。
その指輪をめぐって暁と木の葉が同じ場所でまた対立・その中で指輪の意味が明らかになる
みたいな展開を予測というよりは希望…。

とにかく今週は103ページの最後のコマに心を奪われましたです…はい。


338話:人を呪わば…
最近、隔週で感想を書いているものぐさな管理人ですm(_ _)m
前回最後、ナルトたちが駆けつけました。
「カカシのいないカカシ班」が「アスマのいないアスマ班」の応援にいくという
こりゃまた複雑な事態が発生しております。

フーー、と溜め息。
「いいタイミングだ」
カカシが安堵する。いのとチョウジもほっとした様子。
そんなカカシに一言。
「こんなカッコ悪い先輩は初めて見ましたよ…」
テンゾウさん、いくらなんでもそれは可愛そうです。
「この敵…相当強いですね」って、そっちかい。
むしろここは「カカシ先輩…歳ですか?」とか言って欲しかった…(笑)!

「…またおかしなのが来たな…すでにボロボロとは…」
めくったページには修業でドロドロのナルト。修業であちらこちら汚れております。
っていうか「また」おかしなのって…それより前の「おかしなの」って誰のことだろう…?
もう2週間も前のことだったので忘れてしまいましたともさ!

やっぱあれだ、NARUTOは戦闘シーン長いから、毎週小出しにされるとわけがわからないんだ。
アスマと不死身コンビの戦いも、こないだ36巻読み直してようやく流れが理解できたし。
サクラ+千代バアとサソリの戦いとか、
きっと読まされてる方は「いつまでやってんだ!!」って思ったろうな。
それでもコミックスになったのを読むと、普通に読めるから不思議。
台詞のないコマなんてコンマ一秒で読み飛ばせるからな…。
初期のころにくらべて、1ページ辺りのコマ数が減ってる気もする。
そこらへんどうなんだろう?

ま、いいや。
シカマル側にも増援を送ることに。
遠距離タイプと医療タイプをカカシが指定、サイとサクラがパックンについてシカマルの下へいくことに。
「クク…抜き取る心臓のバリエーションが増えただけだ…」
強気発言の角都に、「こっからはオレがやるってばよ…」とこれまた強気の発言で返すナルト。
輪郭が随分直線気味になって、精悍な感じが増したなぁ、ナルト。

パックンについて、サクラとサイはシカマルのところへ。

「…完成…したのか…?」と問うカカシに、いや五割程度だ、と答えるテンゾウ。
テンゾウって言っていいのかヤマトって言ったほうがいいのか迷うなぁ。
五割だ、と答えた後に、付け足す。
「けど…、まあ見ててください。以前のナルトとは別人ですよ!」
瞳に、九尾の色を映すナルトが
影分身の印を組む。



「ゲハハハハァ!」
登場しょっぱなから突拍子もない笑い方の飛段。手には武器の一部だった巨大な錐状の武器。
「お前もジャシン様を信仰していれば、ピンチに救いの手があったかもなァ
 今からジャシン様を信じるなら…その改心に免じて…」
そういいながら、解けかかっている影縛りの術に逆らい、シカマルのほうへ歩を進める飛段。
あれか、「剣かコーランか」だ。ジャシン教ってそういう風に布教してるのかな(笑)?
「許すわけねーだろバーカァ!」
あ、許さないんだ。
飛段が振り下ろそうとしたその腕を、シカマルの影縛りが止める。
「…そんなもんに許してもらわなくてもけっこーだぜ」
伸びた影を、八方に張り巡らせたワイヤーにひっかけ、飛段の動きを止めたシカマル。
「影寄せの術」で引っ掛けたワイヤーをそのまま引っ張り、
起爆札つきのワイヤーが飛段の体を覆う。
「ヤロー」
飛段が悪態をつく。

ちらっと振り返ったシカマル。
そこに奈良家の家紋があるのを確認して、短刀を投げる。
家紋に短刀が当たると、そこから皹が入り、飛段の下に深い穴が出現する。

いつの間にこんな、と訝しがる飛段に、前もって準備してただけだ、と答えるシカマル。
がむしゃらに角都と引き離したのではなく、飛段をシカマルが誘い込んだのだということにようやく気付く飛段。

「人を呪わば穴二つ…」先ほど落としたタバコを拾いながらシカマルが言う。
「お前はオレの師を呪い殺した
 てめーだけのうのうとはしゃいでられると思うな」
タバコに、ライターで火をつける。
「そいつがてめーの墓穴だ」

その台詞を聞いて、笑い出す飛段。
オレは不死身だ、どうされようと必ずはいずり出てお前を殺してやる、
そう強がる飛段に、シカマルが言ってのける。
「この森は火の国でも特別な場所でな…オレ達一族だけが立ち入ることを許されてる…他には誰も来ない
 オレ達一族がずっとお前を見張っておく」


数百年くらいあとになって、伝説になりそうだ。
「この森の奥にはな、邪悪な神を信仰して不死を手に入れた男が封じられているんじゃ」
「えー、本当?今もそいつ生きてるの?」
「あぁ生きてるとも。だから真夜中にあの森に近づくと、その男が自分をあの森に閉じ込めた者を恨む声が聞こえるんじゃよ」
…みたいな。
で、飛段の存在が忘れ去られたあるとき突然復活して、木の葉の里に復習しようとする…!
まるでホラーだ(笑)。



ぽん、とシカマルの肩に手が置かれる。
振り返れば、アスマ。
「よくやったな、シカマル…」
「ああ…」

オレの火の意志…お前に託したぞ

その幻は、煙草の煙と掻き消えて
少し寂しそうに、シカマルが微笑んだ。

…さよなら
…先生…

手にした煙草を、弾き飛ばす。

シカマルにとって、師の思い出たる煙草は
飛段の体を覆う起爆札に引火し、彼を悪夢の底へ導く。



飛段の運命やいかに。
でもこれだけの描写があったんだから、これで飛段まだ大丈夫だったら報われないよな(笑)。
これからはナルトと角都の戦いにシフトでしょうね。
っつーか一族で見張るってシカマル言ったけど
そんなことあなたが勝手に決めちゃっていいんですかね…?
それとも、事前に了解をとってあるんだろうか。
自分の父親が一族の棟梁だったらやりやすいだろうけど。

来週は、シカマルの元へ向かったサクラとサイが何をするのかと
ナルトがどんな技を見せてくれるのか、に注目ですね。


336話:一転、窮地…!!
前々回の鉛筆画はどうやら岸本さんのぎっくり腰のせいだったらしい…。
描く気がなくなったとかそういうのでなくて良かったです。
JFのレポとか読んでるとちょっと岸本さん倦んでそうな気がしなくもないのだけど。

…私は、NARUTOはいつ終わってもいいと思います。
読者に納得の行く結末であれば。
シャー○ンキングのような終わり方は勘弁です。
HUNTER×○UNTERのようなだらだら具合も勘弁です。
ただ物語がきっちり進んできっちり終わればいい。

だけれど、終わるという想像は少し寂しい気もします。
これまで4年以上好きだった漫画なので…終わってしまうのは勿体無いというか。
寂しいというか。
こんなに好きになった漫画は、セーラームーン以来なんです。
本当に、NARUTOは好きなんだ。



さて、一人語りは置いておいて、本誌の感想に参りましょう。

前回の最後で飛段を再び捉えたシカマル。
3体の化け物さんと角都に囲まれたカカシが、行け、とシカマルを促す。
なんというかカカシ先生の方がやばそうだってばよ。

飛段の持っていた武器を投げ捨てさせ、シカマルが走る。
「角都とオレを離す気か?」
「二人っきりで楽しい散歩と行こうぜ」
さ・ん・ぽー、さ・ん・ぽー、わたーしはーげーんきーー。
と、歌いながら歩く二人を一瞬想像しちまったぜ、アブねぇ…!

角都が、シカマルに誰もついていかなかったことを飛段を見くびりすぎだ、と評する。
「あのシカマルとか言う若造…高値の賞金首になっただろーに
 今日で死ぬぞ」
ひょっとして角都さんにとっての最高の褒め言葉?「高値の賞金首になっただろーに」って。
良かったねと言うべきか…。
だって、高値の賞金首になったら角都に狩られること前提ではありませんか、その褒め言葉。
「だが お前らの判断は…正しかったな。オレは…強い」
なんだろう、どうして暁の人間って自分や仲間を持ち上げるんだろう。
デイダラしかり、鬼鮫しかり。
お互い、選ばれた強者同志という妙な特権意識を共有しているんだろうか?

オレとお前達では戦闘経験に差がありすぎる、という角都。
「お前らの額当てを見ると、一番最初に戦った木の葉の忍びを思い出す…」
はい、突っ込みいれますね。
一番最初…一番初めか最初のどちらかだと思いますよ、角都。
かなり口語では一般的になってきつつあるけどさー。

角都が最初に戦った木の葉の忍は初代火影だそうです。
初代火影、とっくの昔に死んでるやん。
「いったい何歳なのこいつ…!?」
驚愕するいの。
本当の不死か、というカカシの言葉に、答える角都。
「いや…そんなものはこの世に存在しない。己の心臓が寿命で止まる前に他人の心臓を奪いストックし続けることで、どうにか生き長らえてきただけだ。より強い忍の心臓を生きたまま抜き取ってな。」
…どうにか…ね。
多分、角都の体はあちこちぼろぼろだと思いますよ。
細胞って、一生でできる細胞分裂の回数が決まってるんです。
というのが最近の分子生命科学の研究でわかってきました。
なので、代謝の早い部分(細胞分裂の回数が多い部分)は、そろそろ限界を迎えているはず…(笑)。
からだのあちこちをツギハギしているのはそのせいかも?

角都がストックできる心臓は全部で5つ、カカシに減らされた分はカカシの心臓をもらうよ宣言をする角都。
それと同時に、火遁と風遁を出す面が寄る。

一方の飛段。
周囲にクナイでロープ+起爆札を張り巡らせたシカマル。
影を飛段から切り離す。
「この影技五分程度が限界だろ…しかも二人きり」
さっきから「楽しい散歩」だの「二人きり」だの乙女ワード連発ですねこの二人。

「そりゃこっちも好都合なんだよバカがァァ!!」
袖の中に隠し持っていた様子の伸縮可能な刃物を取り出し、シカマルに斬りかかる。
その右頬から掠め取った血液を、飛段が口にする。
髑髏化する飛段。
刃物で自分の右手を突き刺し、その血で陣をかく。
毎度思うんだけど、あの陣っていつもどうしてあんなにきれいに描けるんだろう?
きれいな丸とかかなり難しいんだけど…。
ひょっとして、訓練があるのかな。ジャシン教徒は必修です、とかなんとか。
「条件は整った…、死ね!」
自分に刃物を向ける飛段。驚愕するシカマル。

で、場面が変わるんだな。
さて、さきほど寄った火遁の面と風遁の面、同時に攻撃をカカシに放つ。
水遁・水陣壁で相殺しようとするが、流石に2つの性質の互助効果には太刀打ちできない。
…あれ、なんか左手でマスクをくいってしてる…
と思ってよくよくその上の大ゴマを見てみると、…顔が書き込まれてないほど小さいけど、カカシのマスクがとれてる!!
おへぁっ

爆風から逃れようとしたカカシの後ろから、角都の血管がカカシを捉える。
地面にカカシをたたきつけ、「もらうぞお前の心臓」、という角都。

自分の胸を突き刺した飛段。
震えるシカマル。脳裏にアスマの最期が浮かび、その体が傾く。
「ケッ…くだらねェ…ジャシン様もガッカリだぜ」
シカマルのコシのポシェット(?)から、アスマのタバコとライターがこぼれおちる。
「さて角都の方もさすがにもう終わってんだろ」

さぁ終わってるのかな?
しかし自分の左胸を抑える角都。
まさか…と、苦しみながらもシカマルのはった罠に気付く角都。
「そのまさかだ…お前の血を利用したのさ」
シカマルには飛段の血を利用する能力がわかっていたから、あらかじめ血液用カプセルを用意していたのだ、と説明するカカシ。
あ、あのカカシに渡してたちっちゃいやつって中に何も入ってなかったんだ。
いつそんな隙があった、と尋ねる角都に親切にも答えてやるカカシ。
「オレの雷切で穴を開けた時に、一緒にお前の血をいただいたのさ」

シカマルが、アスマが命と引き換えに残した情報を無駄にするわけがないだろう
シカマルを見くびりすぎだ。

む、この場合、どうなるんだ?自分の体に他の心臓がないから死ぬのか?
それとも他の心臓も一緒に死ぬのか?
…次号のお楽しみということで。


角都の方を気にするが起爆札で動きづらい飛段の後姿を、倒れた体制からシカマルが睨みつける。


来週は巻頭カラー、特大ポスターつき、らしい。


334話:黒き変貌…!!
岸本さんがんばです。

と、ページを開いた瞬間に言いたくなってしまった…。



人物が 鉛 筆 書 き  だ ・ ・ ・ 。


なんか、背景はペン入れしたっぽいのです。
ベタとトーンも縫ってあります。
しかし人物の線がどう見ても鉛筆描き…
ページを見た瞬間は一瞬富樫さんのことが頭をよぎったのですが
どうにもこれは時間切れ感たっぷりです。

これはこれである意味岸本さんの下書き(流石にアタリは消してありますが)が見れて面白いというか勉強にはなるのですが
プロットに時間がかかったのかなぁ…。
コミックに収録されるときは綺麗になっていることを期待します。




それでは本編の感想に。
先に角都を仕留めたカカシに感心する猪鹿蝶。
影真似を続けているシカマルの足が小刻みに震えだす。術が限界に近い様子。

心臓を貫かれた角都、徐々に両目を閉じる。
それを確認し、カカシが角都を貫いた右手を引き抜く。
「心臓を一突きかよ!いきなりやられてんじゃねーよ!ったく…」
さほど気にした風も無い飛段。
次はお前だ、と飛段に雷切で突っ込むカカシ…が、真正面から倒したはずの角都におもいっきり蹴りを食らわされ、その体が後ろにふっとぶ。
巨大な枯れ木のひとつにぶつかった衝撃で、その幹が崩れおちる。
「よっしゃ、さっさとケリつけようぜェ!!」
「そのつもりだ」
飛段の言葉に答えて、アカツキのマントを脱ぎ去る角都。
その背中には4つの面が、ツギハギだらけの皮膚に縫いとめられている。
4つの面それぞれが背中から飛び出して体をもつ…ってかマジグロいんですけど…!!

シカマルの術が切れ、飛段が自由に動けるようになる。
何なのアレ、なんで死なないの、とチョウジ。
「さあな…けど あいつら相手じゃ少々のことじゃ驚かなくなってきたぜ…」
 同 感 だ … ! ! (誰もお前の同意なんて求めてないっての)
よく言ったシカマル。
「やっと動けるぜ…」といって首をコキコキ鳴らす飛段の顔、何だかブリーチっぽい。
口の描き方かな?

飛段と、角都。そしてその後ろには巨大な4体の…何かの動物を模したような化け物たち。
「ジャシンさま 見てて下さいよォォ!オレ本気出すから!マジ本気!
 腸とか引きずり出すからァよォォ!!」
うわー、めっちゃ馬鹿っぽいよこの子。嬉しそうに叫んじゃってる…。

4体の化け物のうちの一体が、叫び声を上げて倒れる。
それをちょっと寂しげで切なそうな顔で見る飛段。
なんなんだ飛段その顔は!そういう顔してると普通に可愛いよ飛段!どうしたのさ飛段!
「オイ!オイ!オイ! やっぱいきなり一匹死んでんじゃねーかよ!カッコつかねーなァ、オイ!」

角都の体から出てきた面が一つ壊れたということは、カカシが仕留めたのはその面だということ。
何かネタがありそうだな…と考えるカカシ。

「飛段、少し下がってろ。ここはオレがやる」
一人でやる、という角都にやられっぱなしでイライラしているからいつものでいこうぜ、と飛段。
フン、といいながらやりたいようにさせてやる角都って…
やっぱりこの二人、ちゃんとチームワークとれてるよね。いいコンビだ。

カカシに襲い掛かる飛段。クナイと飛段の鎌のような武器がぶつかる。
その飛段の後ろから、例の化け物のうちの1体が風遁で攻撃をしかける。
飛段は死なないため、敵のみを倒すというのが、二人のいつもの段取りの様子。
爆煙の向こうに消えたカカシに背を向け、チョウジとシカマルの方を睨む角都。
また化け物の一体が、雷遁で二人に攻撃を加える。巻物を開きかけるシカマルだが、間に合いそうも無い。

その間合いに、カカシが飛び込む。
どうやらさきほどの攻撃でベストと額当て、右手の包帯がなくなった様子。
雷遁と、雷切りのぶつかり合い。カカシの左手の手袋も攻撃で壊れる。

…カカシ先生、ストリップショー!?(爆)
まさかこのままマスクも取れるとかそういう?…そういう?

特に角都の方が強い。土、風、雷の3つもチャクラの性質を扱えないとこのような攻撃は不可能だ。
考えるカカシに飛段。 「この段取りで殺せなかったのはお前が初めてだぜ…はたけ…カカシ」
「写輪眼で見切ったか…なら次のはどうだ?」
二人とも、やはりカカシの正体に気付いていた様子。
そしてそのカカシに放たれた攻撃は、火遁。

なるほど、4つの面がそれぞれ4つの性質変化を扱えるわけだ。
壊れた面は水遁とみた。
角都本人の土遁と合わせて5つ、全ての性質変化ができるわけですね。
それぞれの化け物から1種類しか技が出せないということは、なにかカラクリがあるのかも。

と、いうわけで今回はカカシ先生のストリップでした(違…)。
まぁ、今回に関しては確かに中身だけわかればいいので(特に主人公サイドの見せ場もないし)
休載にするのではなく、無理やりでも掲載させてしまったほうが
読者としては嬉しいだろう、という判断があったのかな。
岸本さん、ガンバだ…!!


333話:相性…!!
題名の通り、今回は相性がキーワードになっています。

っていうか題名なんて感想書くときになって初めて見るんだけどね(てへ)

さて、シカマルの影まねにつかまった飛角。
「てめーまで捕まってどーすんだよ角都!オイ!オイ!オイ!こりゃハッキリ言ってマズいんじゃねーのかァ!?」
ぷるぷるしながら文句を垂れる飛段。ていうかいつも思うんだけど、影真似されてる最中って普通に喋れるんだよね。影縛られてるだけだから、影の形を変えないような行動だったらできるのかしら。
「まずい?…オレの計算じゃ、この手順でお前らを捕まえた時点で終わりだ」
そうして、シカマルの足元の影を、飛段の方へ伸ばす。
その様子を木陰から見ているカカシ。
シカマルが影を伸ばし、飛段を縫いとめていたチャクラ刀を抜き取る。
「今度は狙う順番を間違えないからよ」
そう言って、影真似の術で飛段に先ほど柄を壊した武器を持たせる。
「てめーの顔は覚えたぜ!オレがどーなろうとぜってーぶっ殺す!!」
「お前…頭悪いだろ…」
吠える飛段に、シカマルが一言。
かわせ、と叫びながら、操られた飛段の体が角都を攻撃する。
が、間一髪でかわす角都。右手を爆発に紛らせて切り離して地面に隠し、その動ける右手で影を縫いとめていたチャクラ刀を外していたのでした。
外した右手…ドクンドクン脈打ってます。きもい…。
「“終わり”だと言ってはいても、オレの能力は未知数。ならばきちんと距離をとって次の手を仕掛ける…オレの連れと違って賢い…」
その気持ちの悪い右手を腕につけながら、シカマルの行動を分析してみせる角都。なにげに飛段を馬鹿だと認めているぞ、角都。
「だが戦闘中に分析ばかりしていても、全てが計算通りにいくもんじゃない」
「角都!連れと違い…ってのはどーゆー意味…」
ギャグ顔だ…飛段がギャグ顔で怒ってるよ!かわいらしい…(笑)。
…と和んでいる暇もなく、シカマルに操られ角都に攻撃を仕掛ける飛段。角都は太い木の幹まで追い詰められる。
シカマルの合図で、チョウジが木の上から肉弾針戦車で攻撃。猪というよりはハリネズミだよそれ、チョウジ。長く伸ばした髪の毛を針状にして、それで背中を覆いながら回転する代物。いつか自来也がやってた針地蔵の術に似てます。
チョウジの術を受ける直前、印を結ぶ角都。その様子をカカシが写輪丸で捕らえる。
とてつもない破壊力で地面にめりこんでいくチョウジ。


さて一方ナルトの修業場も、地面が大きくえぐれていた。
もうちょいで完成、これでサスケに追いつける。
そう喜ぶナルトに難しい顔をするヤマト。
「確かにね…ただし…サスケの使う“火”の性質変化には気をつけろ」
そう言って、“五大性質変化”の優劣関係について説明する。
今気付いたのですが、五大性質変化といっても、五行とは違うんですね。
強弱の順は
火>風>雷>土>水>火
という関係。
ナルトの風遁はサスケの火遁に弱い。同等のレベルの風遁を、火遁にぶつければ火遁の術はさらにでかくなって返ってくる。
ただし、風は雷には強い。つまり、千鳥には強い。

その説明を受けて、少し物思いに沈むナルト。
「…オレってはサスケとの相性良かったんだな…」
ああ、雷に勝てるのは風だけだ。と答えたヤマトに、そっちじゃない、というナルト。
「イヤ、そっちじゃなくて…
 “火”を助けてさらに大きな力に出来るのは、“風”の力だけだってことだよ」

…いきなりナルサス発言?
げほっげほっ。…すみません、思考ぶっ飛びすぎました。
言いたかったのは。だからサスケを助けられるのは大蛇丸の力ではなくて自分なのだと。
そういいたかったんじゃないかな。なんて考えた。

「ああ…、そうだな」
ナルトの思いを見透かしてか、そうでないのか。
一言、ヤマトが答えた。


「どういうことなの?」
攻撃を仕掛けたチョウジがシカマルにきく。
恐らく体を硬化する術。それが角都の能力。
「良く分析している…、そうだ、オレにはどんな物理攻撃も通用しない」
シカマルの説明を聞いて、角都が余裕たっぷりに言う。

そろそろ反撃といこうぜ、角都この術を解いてくれ。
そう飛段が言い終わらないうちに。

角都の左胸を、雷切が貫く。
いきなりのことに、飛段だけでなくシカマルたちも驚く。
「馬鹿な…気配も無くこのオレの背後から…」
訝る角都にカカシが答えた。
「お前の体を硬化する術…さっき結んだ印から見て土遁の性質変化だ」

角都ほどの手練の忍の結ぶ印を見切る目。
強力な雷遁。
「そうか!…お前が…」
そこに続く言葉は、『コピー忍者カカシ』の名か。

「“土”は“雷”に弱い…相性が悪かったな。
 終わりだ。」


む。
よく考えたら、土が雷に弱いってどういうことさ。
いや、まぁ五行相克のようにしたいと考えたら多少の無理はしょうがないってことなのかもしれないけど。
だって土って…雷逃す気がするんだけど。いやでも今調べたらFF11では雷遁は土遁に強いみたいです。どういう原理だこれは。
ま、いいや。これで話が構成できるならそれでいいさ。
岸本さんがんばです。


332話:シカマルの戦い!!
まぁ、スクープってのが第2部アニメ化っていうのは予想ついてたし
題名の最後に「疾風伝」って付け加わるものアニメではよくあることだし
まぁこんなこんだろーなー…と思ってカラーを見たら…

うわー
うわー
うわーーーーーーっっっっ!!
む、昔のナルトと今のナルトが並んでなんかお互いを見て笑ってる…。
全体が少しセピアがかったような色調で、背景には身長を示すラインのような…なんていえばいいのかな。
12歳のナルトが145cm、15歳のナルトが166cm…
(いやしかしなんというかこの絵、髪の毛身長に入ってません?)

がきんちょのナルトと
少し大人びたけどまだやんちゃなところの残るナルトと
今にもバトンタッチしそうに手を出して。


いや…
なんかあの…すごい…悶 え 死 に そ う だ
失礼、萌え死ぬの間違いでした。

感慨無量。私、本当にNARUTOという漫画が大好きだ…!!


さて本編。
隙を見て使ってください、といって小さなものをカカシに渡すシカマル。
カカシが加わったことにすぐ対応して作戦を再構築するシカマルの頭脳に、カカシが感心する。
作戦を頭に入れたら、成功率を上げるためにイメトレは3回はしとけよと仲間に言い
タバコの火を消して、出発。

さて一方暁は2尾の封印も完了。
残すところ尾獣はあと3体の様子。多分あの9つの目の中のど真ん中にあるのが九尾の格納場所でしょう。
解散、というリーダーにやっとか、という飛段。
木の葉へ行くぞ、と角都が言ったのを聞いて、デイダラが口を挟む。
「角都 飛段、お前ら木の葉に行くんなら、一つ忠告しとくぜ…うん。
 あそこにはうずまきナルトって“人柱力”がいる。そいつに会ったら気をつけるこったな…うん」
おぉ、デイダラ久しぶり。
彼も暁メンバーの中では良く出てくるほうですね。人気ありそうだもんなー。
「オイオイオイ!てめーと一緒にすんじゃねーよデイダラちゃんよォ!
 角都に腕くっつけてもらった若輩もんが!」
忠告に気を悪くしたのか飛段。しかし角都、突っ込みを忘れない。
「首よりはマシだ…」
「ってオイ!コラ 角都!てめーはどっちの味方だ?」
そのやりとりを無言で聞くイタチ。いいから行くぞ、といって消える飛段と角都。
爆 笑 。
最近暁ってひょっとしてお笑い専門なんじゃないかという気がしてきたぞ。
木の葉の人間はシケた面していまいちギャグ放てる雰囲気でもないしね。

六日もじっとしてたから暴れまくってやるぜ、と飛段。
換金所とは別の方向に歩き出した角都を呼び止める。
馬鹿か、目的は“人柱力”であって、わざわざ戻るといった場所へ戻って待ち伏せ食らう必要はない、別ルートを通る。という角都の説明に
「んー…そりゃそうだな、ホント」と納得する飛段。珍しく素直…?いやもともと宗教信じちゃってるほど素直だもんな…うん。飛段は素直な奴だよ、上に馬鹿がつくくらいさ…!
その二人を、鷲に心転身の術をかけたいのが見つける。
術を解くいの。
「見付けた!奴らやっぱり別ルートを通ってる。ここから2時の方向10分でぶつかる。」
「よし、行こう!」とカカシ。


枯れた巨大な木が何本も生えた森を歩く飛段と角都。
その後ろから、影が忍び寄る。
「飛段…」「ああ…」
そう言い交わしてバッと左右に影を避ける二人。
そこへ起爆札つきのクナイが2本襲い掛かる。
飛段は自分の武器の一部で、角都は自分の手を硬化させて防ぐ。
爆発する起爆札。防御に使った飛段の武器の柄の部分が壊れる。
「角都!」爆煙から抜け出し、防ぐものの無かった角都の安否を確認する飛段。
腕を硬化した、怪我は無い。それより影に気をつけろと角都。
この二人、ひょっとするとイタチ・貴鮫組並みかそれ以上にいいコンビでない?
デイダラとサソリは自分の芸術にしか興味なさそうだったし、よく喧嘩してたし。
ってかあの見た目の若い2人が芸術がどうのこうのと言い合っている様は愉快だ。
って、話がそれた。

また伸びてくる影。
何度も同じ手を食らうかよという飛段に
「飛段 上だ!」

上を見上げれば
そこにはシカマルが、しなった竹のように力を溜めて
2本の刃を放つ。

「飛段、かわせ!」
起爆札がついているのを認め、角都が叫ぶ。

シカマルが放ったのは、アスマの形見のチャクラ刀。
ざっ…と着地するシカマル。

起爆札は起爆しない。
「やられたな…」と角都。

「影真似手裏剣の術…成功」
シカマルが投げたのは、使用者のチャクラの性質を吸収し、使用者の術に基づく効果を発揮するチャクラ刀。
はじめから二人の影を狙っていたのだ、というシカマル。
その脳裏に、アスマの言葉が蘇る。
『さしずめお前は“桂馬”だな。力は弱いが駒を飛び越して進むことが出来る…
 このユニークな動きは方にはまらないお前の柔軟な思考に似てる』
桂馬が飛車角を捕らえた局面が、今の3人の状況にダブる。

2つめの起爆札はフェイク。
最初の起爆札つきクナイは、2度目のチャクラ刀を確実にかわして避けさせるための複線。
また爆発すると咄嗟に思わせるためのトリック。
影で注意を足元に向けさせたのは、
上からの攻撃をギリギリで気付かせギリギリでかわさせ確実に影を射るため。
大きく避けられては、影を狙うのも難しい。

シカマルがかなりの切れ者だと理解した角都。

さて、これからどうやって仕留めるのかな。
角都はともかく、飛段は殺したって死なない人なので
シカマルのことだから、それはもう調べをつけてるんだろうけど…。
これにどうナルトが絡んでくるかも楽しみだ!!
久しぶりにわくわくする戦いでした。


331話:第十班が行く…!!
歩き出した第10班を引き止める声。振り返ると…
「どこへ行く気だ?」
そこには綱手様。3人がどうするのかわかっていたみたい。
まだ任務は続いている、オレらは新しく隊を編成してこらから任務に向かう、と説明するシカマル。
いやしかしそれは単なる言い訳な気が。
「身勝手な行動は許さん!」…ほら、言われちゃった。
シカマルは綱手の方で編成した班に組み入れ、綿密に作戦を練ってから行かせるという綱手に、シカマルは後で増援を送るだけでいいと言う。
シカマルはやっぱり、3人で飛段と角都を倒しに行きたいんだな…。

「いい加減にしろ!!」
弔い合戦…個人的な感情に流されて動くシカマルたちに怒る綱手。
「アスマは死んだ。今のお前らは三人きりだ…
 小隊は四人一組が基本だ!隊長のいないお前らに…」
いいさす綱手に、シカマルが答える。
「アスマはオレ達と共にいる」
弔い合戦でもするつもりか、犬死にしたいのか。
故人への感情で戦いに赴こうとすることは、忍には許されない…んだろうな、やっぱり。
今まさにそうしようとする3人を綱手がとめようとするのは当然…。

シカマルが、少し考えて言う。 俺達も馬鹿じゃない、死ににいくつもりもない。
ただ
「このまま逃げて…筋を通さねェまま生きてくような…」

シカマルの隣で、その言葉を聞くチョウジといの。
3人とも、もう覚悟がきまってるんだね。

「そういうめんどくせー生き方もしたくねーんすよ」
まっすぐ前を見つめて、言い放つ。
シカマル…!めちゃかっこいいよ…!

その言葉を聴いた綱手の表情…だけど彼女もそんな言い訳が通用するほど忍の世界は甘くないことを身をもって知っている。
脳裏に浮かぶ弟と、ダン。
時には受け入れがたい死もある、しかしそれを乗り越えなければ未来は無い。

綱手は…二人の死に執着していたから大蛇丸に利用されそうになったわけで
そしてそれを乗り越えて…ナルトに賭けた人だから
そんな風に思うんだろうな。
故人の死に執着したって、何も意味はないのだと知っているんだ。

形見のタバコをふかしていると、アスマが近くで守ってくれているような気がする
「…この戦いのケジメがつくまでは、このタバコとも一緒だ…」
先生はここにいるのだ、と。
「現実を見ろ、お前らは3人だ…」
しかし現実には、3人しかいない。アスマは死んだのだから。
綱手が諭す。


…とそこへ。

「小隊は四人いればいいですよね」


カカシ先生!!!!!!
「…カカシ お前!」…驚く綱手。
えぇ、私も驚きましたよ五代目、ここでカカシ先生出るなんて!!
やっぱりアレかな、カカシもアスマの死に何か思うところがあったのかな。
…というよりもあれか、師を亡くした3人の気持ちが…わかるんだろうか。
いずれにせよ…素敵すぎるよカカシ先生!

第10班にはオレが隊長として同行するということでどうですか、と綱手に持ちかける。
とめたところで3人は絶対行く。自分が行けば監視にもなるし無茶はさせない。
「分かった…好きにしろ!」
上手いこと言いくるめちゃったよ…さすが大人。

ナルトはいいのか、と聞くシカマルに、黙って包帯で覆われた右手を見せる。
オレはもうアイツにとっちゃ用済みだ、今は別の隊長もいるしな、とカカシ。
「それじゃアスマ班行きますか!」
アスマ班、というカカシ。
うわ、なんか、泣けてきた…!
アスマがいなくなっても、10班はアスマの班なんだよね。
その3人の気持ちを察してあげてるんだよね。

「感謝するぜカカシ先生!」
シカマルがそう言った。
本当にそうだ。
カカシが来たから、最良の状況で戦いにいくことができるんだもの。
きっと3人は、帰ってから罰せられることも覚悟してたんだろうな。
なんといっても、勝手に行動したのには違いないんだから。
それが、火影にも認められ、さらに優秀な忍が一人一緒に来るのだから
これ以上心強いことはないよね。
良かったね、シカマル…!

暁は、3尾の封印が終わったみたい。
次は2尾の封印にとりかかる様子。

一方木の葉の取調室…トイレの裏側におった人が取調べをうけてる…!
イビキさんに!!
久しぶりだー!
最近木の葉の上忍さんがたくさん出てくるなぁ…彼らが好きなひとたちはどんなにか喜んでいることだろう。

森の中で、カカシがシカマルに作戦をたずねる。
それに対し、カカシが入ったので作戦を少し変更したいと言うシカマル。
これから説明を始めるようです。


さて木の葉の火影の間。
サクラにナルトの新術の状況をきく綱手。
コツはつかんだらしいが完成までにもう少しかかる、とのこと。

カカシ先生を10班に入ったということは、7班…自分達の小隊が応援に行くべきだということですね。
その推測に察しがいいな…という綱手。
しかしナルトの新術が完成するかは微妙。

24時間で新術を完成させろ、できなければ別の小隊を増援に向かわせる。
そうヤマトに伝えろ、と綱手はサクラに命じる。
「さて…これからだ…」

今後の展開を予想してみます。
1、ナルトは24時間以内に新術を完成→お披露目は飛段たちとの戦いで。
2、シカマルたちの作戦がうまくいきそうで後一歩なのに…みたいなところでナルトたち登場
3、シカマル・チョウジ・いの・ナルト・サクラ・サイ・カカシ・ヤマトで飛角に挑む。と。
読みが当たってれば、久しぶりにサイがでてきますね。
そうか…サスケとの再開編終了直後にサイが10班と交流を持ったのはここへの複線って感じかな?
今後の展開が楽しみになってきました!


330話:悲しき報せ…!!
シカマル達から任務の報告を受けた綱手。
シカマルたちには関係者に葬儀の連絡を指示、
自分が紅にアスマの死を伝えようと言うのをさえぎり、
オレが伝えます、と言うシカマル。
アスマ先生からの伝言があるから、と。


一方
「やった!何かコツがつかめてきたってばよ!」
3人に分身して螺旋丸に風の性質変化を組み込むナルト。
その手の中には今までとは少し形状が違う螺旋丸。

そもそも螺旋丸もチャクラ放出係と形態変化係の2人でやっていたナルト。
性質変化を加えるならば、性質変化係を足せばいいというただそれだけのことだった。

とはいえ、それはカカシの4倍という大量のチャクラと禁術の影分身を持つナルトだからこそできること。
かの4代目でさえも、不可能な方法。

「さすがは意外性No.1の忍者だな…ナルト。何だかな…
 オレはお前のことが…ものすごく好きになってきたぞ!」
カカシの言葉に、背筋の悪寒を感じるナルト。

その瞬間、螺旋丸のコントロールが乱れ、弾ける。
3人のナルトが吹っ飛ぶ。

「いきなりキモい事言うなってばよ!このヤロー!!ビックリしてせっかくの術が弾けちまったろー!!」
文句を言うナルトに弁解するカカシ。
「イヤ…そういう意味じゃなくてね…なんていうかその…」
「近寄るなー!!」

カカシとナルトが漫才を繰り広げているとき、ヤマトの元へ連絡が。
「カカシ先輩!いったん修業を中止して里の方へ!!」
いったい何、と聞くカカシにヤマトが答える。
「猿飛アスマさんが…亡くなりました……」
その言葉に、驚くナルトとカカシ。
ナルトは、アスマに風の性質変化のコツを教わったばかりで
 しかもアスマ班の連中とはアカデミーからの付き合いで。
カカシにとっては、アスマは同期の下忍を受け持ついわば同僚で
そんな彼の死は、やはり二人にとって少なからず衝撃を与えるのか。


呆然と立ち尽くす紅。 シカマルは、紅にアスマの死と、その伝言を告げに来ていた。

そして
彼女は
泣き崩れる。


新しくできたアスマの墓の前で行われる葬儀。
紅が花を捧げる。
叔父の死を嘆く木の葉丸の肩に、慰めるように手を置くナルト。

しかし、シカマルは葬儀に来ていない。

――雲を眺めながら
彼はそのころ、タバコをくゆらしていた。


相手のいない一人将棋。
その傍らにはアスマが使っていたチャクラ刀。

飛車と角行を、桂馬が捕らえた。


図書館で書物にあたり

チャクラ刀の扱いに習熟し


「準備できた?」
「行くよシカマル!」
全ての準備を整えてタバコに火をつけた。
猪鹿蝶が、出発する。

ナルトは術をほぼ完成させ
アスマの葬儀が行われ
そして第十班はアスマの弔いに。

というのが今回の流れでしたね。
っていうか…ていうか…!!
葬儀のとき、木の葉丸を慰めるナルトが…!!!
なんですかこの子、4代目も真っ青の美男子ぶりではないですか!!

今回は、派手なアクションとかは無くて
淡々とお話が進む感じ。
しかし…あれですね
今までたった2回しかない葬儀のシーン、弔われるのは両方とも猿飛家ですか。
この漫画の中ではかなり不運な家だな…。

シカマルはこのままタバコを吸い続けるのでしょうか。
でも葬儀(に出なかったけど)のときと、出発するとき以外は吸ってないので
アスマの弔いを終えたら彼はもうタバコやめるんでしょうか。
だって彼未成年なんですけど。ちょっと問題では…。
飛段のグロさといい、シカマルの喫煙といい
アニメにするには若干NGの多いストーリー。
どうするんだろう?


329話:その目的…!!
雨の中、螺旋丸に風の性質変化を組み込む修行を続けるナルト。
その最中、力が暴走し九尾化する分身の一体。
九尾化する影分身から一斉に離れてヤマトに助けを求める。
その間にも1本だった尻尾は2本になり3本になり
他の影分身たちを消してゆく。

「テンゾウ、来たぞ」
「くそっ!」
ヤマト(テンゾウ)が九尾を押さえる力を発動する。
暴走した一体は、その術に抑えられ消滅した。
一息つくナルトに、大丈夫か、と聞くカカシ。
しかし、ナルトはむっつりと黙って返事をしない。

この修行を始めて丸1日、影分身は200人。
200日分の修行を一人でしたことになるナルト。
しかしそれでもまだ、まるで上手くいかない。

「…なんか、永久にできねー気がするってばよ」と、珍しく弱音を吐くナルト。
螺旋丸を作るのにすごい集中力が必要で、その上に性質変化なんて無茶だ

「…いつになく弱音吐くね、お前らしくない。
 それでもお前は俺の知ってるうずまきナルトか?」
カカシの言葉に、一瞬黙り込むナルト。
「でも、今回ばかりはムリだってばよ…」
と、答えることしかできない。

だって、本当にムリだとしか思えないんだ。
いつもみたいに、なんとかなるって思えないんだ。
何も手がかりがなくて、前に進んでいるかもわからない状態で
できるようになるのかさえ、わからない。
それでもやらなきゃ、というカカシの言葉が
くすぶる苛立ちを刺激する。

「だったらカカシ先生は右見てるときに同時に左を見ろって言われてできんのかよ!?」
確かにそりゃムリだ、と思うヤマトと、何か閃いたカカシ。
「なるほど…そういうことか…ならできないこともない」
そう言ってのけるカカシを訝しげに見るナルト。

カカシは影分身を1体作る。
「右を見ながら」と、オリジナルのカカシが右を向いて言う。
「左を見るってのは…」と、影分身が左を向いて言う。
こういうことだろ?

それを見て、閃くナルト。
「そっかァー!」
みるみる顔に生気が戻った。
カカシの方は、まだナルトが何を思いついたのかわからない。


一方、三尾を封印している暁。
急に呼び出されてイライラしている飛段がリーダーにつっかかる。
“暁”の目的ってなんだよ、今は単なる“金集め”じゃねーか!
“暁”に入ってまもなく、詳しい事情は知らない飛段。
「すねてるのか?フ…ならそろそろ教えてやろう」
暁の目的を話し始めるリーダー。

最終目的は3段階で達成される。
第1段階は、金を集めること。
第2段階は、その金を元手に戦争請負組織を作ること。
強力な忍里をもつ国にとって、
国内外の戦争に参加し収益を得る「忍ビジネス」は国の経済を支える重要なものである。
安定な収入を得るためには戦争が必要だが、現在は大戦はない。
維持に経費のかかる忍里は、特に小国では戦争のない現在保持が難しい。

そこで“暁”が金で小国からの依頼を受け、戦争を作る。
市場の拡大にあわせ尾獣も使い戦争を引き起こし
やがては全ての戦争をコントロールし支配する。

それに伴い、大国の忍里のシステムも崩壊し
“暁”を利用せざるを得なくすること。

そしてその最終目的は、世界を征服すること。

その全てを、手に入れること。
今回は、純粋な感想と中身の描写を分けてます。
いままで書いててなんかしっくりこなかったので…。

…というわけで
随分エコノミカルな暁のリーダーですね!!
しかも、まず大きな目標を設定して、そのために段階を踏んでいくという
仕事や勉強のセオリーみたいなやり方をしっかり踏襲してますね!
あなたはビジネスマンの鏡だ。

そうかぁ、暁ってビジネス組織だったんだ!
そのためにはまず資本金を集めなきゃいけないんですね。

…って、何の話だ(笑)!!
忍者漫画にビジネスの取り合わせがなかなか斬新で素敵です。

さて、何か思いついたナルトくんですが
私的予想:
影分身して一体が性質変化・もう一体が形状変化を担当する。
右を見てと左を見て、が性質変化と形状変化に対応しているので単純に。


328話:第十班
どうでもいいことですが
タイトルの振り仮名、ちゃんと「だいじっぱん」になってる…。


急な呼び出しを食らってイライラしている飛段。
「あのクソリーダー今度呪ってやろーかったくよー」
呪われちゃうんですか、リーダー(笑)。
相変わらずいい味出してますね、飛段。

そんなことをしている間に、アスマが口から血を噴き出す。
アスマを連れて行くぞ、と言うシカマルに、オレらが戻ってくるまでじっとしてろと言う飛段。
「そいつはもう死ぬからよー」
そう言い残して消える飛段と角都。
ってぇあんたら、尾獣封印しに行くんだよね?
3日かかるんだよね?
それまで動くなって、かなり無理な話では…。


睨み付けるシカマルがすごく悔しそうで…

医療忍術を施そうとするいのに、もういいと言うアスマ。
いの、シカマル、チョウジが、その言葉にはっとする。

「…もう…オレはここまでだ…それくらいは…自分で…分かる…」


アスマ先生っ…!
やっぱり死んでしまうんだ、アスマ先生…。
死にフラグ立ってるっていう話は前々から聞いていたけど…!
でも…でも…!!

「へっ…お前たちも…分かってるハズだ」
最後まで、自分の部下のことを気遣い、微笑むアスマ。
「うるせェ!アンタはもう黙ってろ」
なんとかしてアスマを助けたい…死ぬと分かってるけど、でも認めたくない。
シカマルがいっぱいいっぱいで、シカマルなのに余裕がなくて。


急所を4箇所やられて、もう助からないことを知るいの。
その表情を見て、シカマルが覚悟を決めたように目を閉じる。

「三代目の…したこと…
 今になって…やっと分かる気がする…」
里を守るために死んでいった3代目火影。今まさに里のために死にゆくアスマ。
それだけではなくて、火影が死んでいったあと
アスマは一人でいろんなことを考えたんだろうな。

どうして一人で死んでいったのか、だとか
私にはわからないけれど
複雑な思いで、自分の父親の死を受け止めていたんだろうな。


最後にお前たちに言っておきたいことがある、というアスマ。

ホントに最後なんだね…。

「もう喋っちゃダメだよ!」というチョウジを制すシカマル。
「アスマ先生の最後の言葉だ…しっかり聞け」

いのには
不器用なシカマルとチョウジのことを頼む、サクラには忍術も恋も負けるなよ。
はい、と答えるいのは涙を流しながら、でも気丈に答える。

チョウジには
お前は仲間思いの優しい奴だから、誰よりも強い忍になる。自分にもっと自信を持て。
それと少しダイエットしないとな、
というのは場を少しでも和ませようとする先生なりの気遣い?
ムリかもしれないけどガンバってみる…と泣きながらいうチョウジに、かすかに笑うアスマ。

そしてシカマル。
頭がキレるしセンスもいい、嫌がるだろうが火影にもなれる器だ。
以前した「玉」の話、あれが誰のことだか教えてやる、といって耳打ちする。
それを聞いて思い当たることがある風情のシカマル。
読者にはまだ教えてくれないんですね…。

言い残したいことの全てを告げたアスマ。
やめていたタバコ、最後の一服を。

その匂いに乗せて、記憶が蘇る。
大脳において嗅覚を司る部分は、記憶を司る部分に近いから
嫌が上にも思い出してしまう、アスマとの日々。

出会った日。
3人はアスマのタバコの煙がひどくて、思わずむせた。
「いきなり泣くなよ、まだ厳しくするっていっただけだろ」と言う先生に
「煙が目に染みるんだよ!!」とシカマルがツッコミを入れた。

チョウジは思い出す。 4人でよく行った焼肉屋。
チョウジは思いっきり食べて大満足。
一方アスマはお金が払えず、店長の前で土下座をする羽目になった。

いのが思い出す。 いのの花屋で、バラを買ったアスマ。
「誰にィ――?」と聞くいのに別に誰でも…と口ごもった。
「紅先生によろしくねー!」
「なっなぜ!?」
いや、わかるに決まってますから。

シカマルが思い出す。 ルールを覚えたてのシカマルに、将棋で負けたアスマ。
一足早く中忍になったシカマル。
そして後から、チョウジといのも中忍になった。
それは「第十班」の終わり。
4人はこれからバラバラに、隊長として任務をこなすことになる。
だけど第十班のチームだったことを忘れないように
アスマは3人にお揃いピアスをプレゼントした。

あのときも、アスマはタバコを咥えていた。



地面の上に、タバコが転がる。

泣き崩れるチョウジといの。
その様子を、他の上忍たちが黙ってみている。

アスマ先生…ご冥福をお祈りします。

雨が降り出した。

タバコに火を着ける。慣れない煙に思わずむせる。
「やっぱり…タバコはキライだ…」
これまで、ずっとこらえてきたけれど
だって、忍だから。
「煙が目に…染みやがる…」
だから…涙が流れるのだと言い訳をして
雨に涙を紛れさせて
シカマルが、ようやく涙を流した。

雨は、シカマルを泣かせてあげるために。


終末の谷で降った雨は
サスケが泣いているのかそうでないのかわからなくさせるための雨だった気がする。
だけど今度の雨は、もっと優しい雨なんだろうな。